リモートワークTips

これからの時代は「個人ワーカー」が活躍する?!

私が「新しい働き方」に興味をもつようになったのは、ある本との出会いがきっかけでした。大学2年生の冬に読んだ、リンダ・グラットン著「WORKSHIFT」という本です。

そのなかで紹介されていた「新しい働き方」、特に「リモートで働く」という概念に刺激を受け、私はリモートワークに取り組むようになりました。

あれからはや2年。「TechCrunch」で次のような面白い記事を見つけたので皆さんにご紹介します。

「正規雇用がなくなり、個人ワーカーが台頭する近い将来の働き方」

「ワーカーは自身のスキルと合致して報酬の良い仕事を探すことに集中できる。そして、期間についての考え方も変わってきている。従業員として2年間の任期をほぼ毎日同じような仕事をする代わりに、1ヶ月から半年のプロジェクトを複数の雇用主から請け負うのが標準的な働き方になってきているのだ。」
「今から5年後にでも労働市場の40%以上が個人ワーカーで構成されるとの予想が出ている。」

私が先ほどご紹介した「WORKSHIFT」で「こんな未来が訪れるだろう」と書かれていた未来である、「正規雇用がなくなり、個人ワーカーが台頭する時代」は、もはや遠い未来の話ではなく、「新しい働き方」がスタンダードになる時代が、すぐそばまできていることがこの記事からもよく分かります。

では、きたるべき「個人ワーカーの時代」では、どのようなワーカーがクライアントに求められるようになるのでしょうか?

 

「仕事の『質』や『個性』に強みを持つワーカーが多く求められるようになる」

私は、「仕事の『質』や『個性』に強みを持つワーカーが多く求められるようになる」と思っています。これは、「仕事の質や個性で強みを持っていなければ、ほかのワーカーとの競争に生き残ることはできない」と言い換えることもできます。

現在、日本でも「クラウドソーシング」に代表されるような、個人ワーカーに仕事を紹介するサービスが定着しつつあります。しかし、こうした既存の「個人ワーカー向けサービス」の問題点であり、まだまだクラウドソーシングが一般的になっていない理由の1つは、このようなサービスの多くが「安さ」や「速さ」を売りにしていることです。

頼んだ仕事が安く、速く仕上がれば、発注側であるクライアントにとってはいいでしょう。しかし、個人ワーカーにとっては発注側にとってメリットが大きいこととは反対に、1つの仕事の単価は低く、納期は短くなり…ときつい仕事を強いられることになります。これでは「食べていくのが精一杯」になります。

私は、こうした既存の「安さ、速さ重視の競争」は、「個人ワーカーの時代」の到来とともに終わりを告げると思います。

なぜなら「安く速くできる仕事」とは、「誰にでもできる仕事」だからです。「労働者の大半が個人ワーカー」というような時代になれば、「自分は安く速く仕事ができます」というのは大きなPRポイントではなくなるでしょう。「安さ」も「速さ」も、ほかのワーカーとの競争に勝つ決め手にはならなくなってしまうのです。

一方で私が「競争に勝ち、生き残る個人ワーカー」として例にあげた仕事の「質」や「個性」に強みを持っている人とは、ほかの人にはできない仕事ができてたり、仕事に付加価値をつけることができたり、と「キャラクター性」をもっている人のことです。そういう人は、「個人ワーカーの時代」がくれば、今まで以上に報酬の高い、やりがいのある仕事に挑戦していくことができるようになるでしょう。

 

日本にも個人ワーカーの時代が到来

つまり、「自分を磨こうと日夜スキルアップに取り組む人」や「自分自身をブランディングするのが上手な人」にとっては、いい時代がやってくるといえるかもしれません。逆に、誰にでもできる仕事しかできない人は、安い仕事をするしかなくなっていくでしょう。

現在世界でリモートワークという「新しい働き方」が広がりつつあるように、日本も「個人ワーカーの時代」への変化のまっただ中にあります。リモートワーク、そして「個人ワーカーの時代」に国境はありません。「世界中の人と仕事をする」「世界中に自分と競合するワーカーがいる」状態があたりまえになっていくのです。

「個人ワーカーなんて自分には関係ない」といって、他人事として捉えられている時間も、もうそう長くないかもしれません。

 


この記事の著者:大崎 祐子(Yuko Osaki)

キャスタービズブログ編集長。大学3年次から、リモートワークという働き方で東京や海外とのプロジェクトに参画。秘書業務から企画・広報などをリモートワークで実現してきた。本人が運営する「リモートワークを頑張る女子大生のブログ」ではlivedoorブログランキング1位に。リモートワークや女性の働き方などを中心に発信している。
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