リモートワーカー紹介

【大阪】リモートワークで「朝型」「女性」特化のセミナーを運営

大阪・東京で日本最大級の女性限定朝活コミュニティ「朝型美人」を主宰している堀内瑠美さん。「関わる人の人生の質を向上させる」を経営理念に、常に複数のイベントやセミナーを企画。会場の手配や講師のオファーなどをこなしながら、ご自身の学びのためにすべての講座に出席しているそうです。母親としても忙しい毎日をおくる堀内さんがいかにリモートワークを実践しているかをうかがいました。

堀内瑠美(Rumi Horiuchi)
株式会社朝型美人代表取締役。イベントプロデューサー。
大手外資系IT企業、ベンチャー企業に勤務後、妊娠を機に退職。
2009年より女性限定の朝食会「ウーマン朝食会」を立ち上げる。日本最大級の女性限定朝食会となり、女性セブン、シティリビング、NHK、日経新聞などから取材を受ける。開催数は130回を超え、延べ1,800人以上が参加。
2010年にセミナー「朝型美人塾」を開始。幅広い分野の一流講師を招いて各種セミナーをプロデュース。女性目線のセミナーが好評で、全国、海外からも参加者が集まっている。参加人数は延べ5,000名を超える。
自身の経験を活かしたビジネスセミナーの講師も務め、大阪、東京を中心に札幌、名古屋、福岡、沖縄、シンガポール、イタリアでも開催。
夫、娘の3人暮らし。大阪在住。

朝型美人.com:http://www.asagata-bijin.com/

 

最初のうちは趣味の延長だった

堀内さん朝食会

ー堀内さんの現在の活動内容について教えてください。

堀内さん(以下敬称略):活動内容は女性限定の「ウーマン朝食会」と、先生をお呼びするセミナー「朝型美人塾」、それに私自身が講師をする「ビジネスセミナー」の3本柱です。

ーそれぞれについて教えていただけますか?

堀内:「ウーマン朝食会」は、名前の通り女性の朝食会です。朝7時半から女性たちが集まって、朝ご飯を食べて、おしゃべりをして解散。特にビジネスは絡めず、参加費も自分の朝食代だけです。
「朝型美人塾」は、活躍している講師をお招きするセミナーで、平日午前10時から開催。掃除や呼吸法の先生、ハワイの女性起業家の方、ママ向けのワクチンや予防接種のセミナーなど、さまざまな分野のセミナーを開催しています。
「ビジネスセミナー」は私が講師をするブログセミナー、セミナープロデュース講座がメインです。

ー参加者はどんな方が多いですか?

堀内:おもに20~50歳代の女性ですね。「ウーマン朝食会」は女性限定。「朝型美人塾」と「ビジネスセミナー」も参加者のほぼ99%が女性です。主婦や会社員、起業している方とさまざまです。

ー活動を始められたきっかけは?

堀内:もともと別の朝食会に参加していて、そこで朝活の楽しさを知ったのですが、主催者の都合でなくなってしまったので、自分でやってみようかなと思ったのがきっかけです。
男女両方がいるのもいいけれど、女性ばかりの朝食会も珍しくて面白いなと思って、女性限定朝食会をスタートしました。それが発展して、セミナープロデュースを仕事にするようになりました。

ー現在の活動拠点は大阪ですが、スタートも大阪ですか?

堀内:いえ、すべて始めたのは東京でした。「ウーマン朝食会」を始めた2009年1月は、都内のベンチャー企業に勤める会社員でした。
その後、出産準備のために会社を退職して、2010年1月、妊娠7ヶ月の時に「朝型美人塾」を始めました。その年の6月に出産して、子どもが1歳の2011年6月に出身地の大阪に拠点を移しました。
転居してすぐ大阪でも活動を開始しましたが、最初のうちは趣味の延長でしたね。

ー趣味ではなく仕事にしようと思ったのはいつごろですか?

堀内:本格的に仕事にしようと思ったのは、2012年4月です。
大阪での2回目の「朝型美人塾」開催の際に40人くらいが集まったんですね。朝活で有名な方をお呼びしたのもあったんですが、大阪でもけっこう人が集まる、これは仕事になるんじゃないかと考えたんです。
ちょうど子どもが2歳になる少し前で、授乳も終わり動きやすくなるタイミングでもあったので、本腰を入れてに動き出しました。

ーセミナー開催を仕事にしようと思ったのはどうしてですか?

堀内:それは私自身の人生がセミナーで変わったからです。
セミナーに参加する目的は学びですが、それだけでなく、参加者同士の交流や講師との出会いもあります。だから、セミナーを受けることで人生が変わることがよくあります。
私の場合、主人とも、前職の会社の社長ともセミナーで出会いました。
参加者によく言われるのが「今まで家と会社の往復だけだったのが、知らなかったことを知るようになって生活が変わった」「そこで出会った人とのつながりですごく楽しくなった」ということなんです。
そんな風に、参加してくださった方の人生に少しでもいい影響を与えることができたら、と思っています。

堀内さん朝食会集合

 

セミナー開催を支えるリモートワーク

ー仕事を開始した時点から、というか、その前の趣味だった頃から、自然にリモートワークをしていらっしゃるんですね。

堀内:そうです。告知も集客もフォローもネットで完結しています。
私自身も自宅で仕事をしていて事務所を持っていないですし、ひとり事務の人を頼んでいるのですが、彼女もリモートワークです。

ーリモートワークの女性同士でチームを組んでいるんですね。仕事のやりとりはオンラインが基本だと思いますが、どんなツールを活用していますか?

堀内:メールと「サイボウズ」をメインに使っています。セミナーごとにプロジェクトを立ててスレッドに返信する形です。
翌日のリマインダーなど急ぎの場合はFacebookのメッセンジャーで連絡を取り合います。

ー顧客管理にはどんなソフトやアプリを使っていますか?

堀内:まずサイトからお申し込みいただいて、グーグルドライブでセミナーごとに表を作って管理しています。
入金を確認したら事務の方に入力してもらって、それを見て私が「申し込みが結構入っているから、そろそろ申し込みを締め切ったほうがいいかな」などとチェックしています。

堀内さん2

ーリモートワークのメリットを教えてください。

堀内:オンラインのメリットは場所を選ばないということですね。旅行だとか、セミナーさえ入っていなければどこでも仕事ができます。
さらに経費ですね。場所代がかからないのは大きいと思います。

ーデメリットはありますか?

堀内:逆にいつでも仕事ができてしまうということですね。スマホでも仕事ができるし、パソコンはいつでも開ける。
だから切り替えというかメリハリ、オンオフの区別がつきにくいところです。

ーメリハリをつけるために、どんなことをしていますか?

堀内:ヨガに行ったりとか、宝塚を観に行ったり、仕事から離れる時間を作っています。

ーそういう時間を意識的に作っているんですね?

堀内:というよりそのほうが楽しいからですね。
毎月2~3回、3ヶ月とか半年くらい先の観劇の予定が常に決まっている状態です(笑)。

堀内さんセミナー1

ー現在はどのくらいの頻度でイベントを開催しているんですか?

堀内:「ウーマン朝食会」は、大阪では毎月、東京でも2~3ヶ月に一度は開催しています。2015年は札幌、九州、名古屋、それにシンガポール、イタリアでも開催しました。
「朝型美人塾」は、開催は大阪が圧倒的に多く、昨年は60~70回。東京でも月1以上、合わせて年間80回以上開催しています。
私が講師をする「ビジネスセミナー」は、大阪中心に月1~2回、年間30~40回ほど開催しています。

ー朝や午前中って人が集まりにくいイメージですが……。

堀内:知らないとそう思いますよね。私もはじめて朝食会に参加したとき「こんな朝早い時間帯に来るのは3名くらいだろう」と思っていたんですが、中に入ると30名ほどの人がいて「こんな早朝から集まるんだ!」とびっくりした記憶があります。

「朝型美人塾」は、毎回20~30人くらい。「ウーマン朝食会」は、少ないときでも10名、通常20~30名が集まります。先日の100回目の開催では100人に集まってもらいました。

仕事が忙しい人や、夜に家を空けられない子育て中の人も朝の時間帯なら比較的自由に活動できます。朝のほうが動きやすいという方も多いですね。
私自身も、子どもがまだ小さくて、朝だからこそ自分が主催する朝食会やセミナーに出席できるという事情もあります。

ー集客に苦労している方は多いと思いますが、堀内さんはどうやって集客をしているのですか?

堀内:ブログとFacebookでの集客がメインです。
2009年に始めた当初はFacebookもなく、mixiでグループを作って活動していたんですが、2011年春頃には反応が薄くなったのでFacebookに移行、それと平行して以前から趣味でやっていたブログをビジネス用に本腰を入れて活用しはじめました。

ー無料の朝食会から有料の美人塾へというフローができているのでしょうか?

堀内:必ずしもそうではなく、いきなりセミナーに来る方が多いですね。
何度かセミナーに来たあとに「そういえばまだ行ったことないわ」って朝食会に参加したり、3年ぶりくらいに来てくれる人がいたりなど、朝食会はふらっと立ち寄れる場所みたいになっていますね。

堀内さんセミナー2

 

仕事をしながら、家事や育児も同時にまわす

ー堀内さんの普段の生活のタイムラインはどのような感じですか?

堀内:日によってまちまちですが、朝は5時半くらいに起きて8時くらいまで仕事か家事。
子どもが8時頃起き出すので、支度をして9時に幼稚園に登園。
子どもが帰ってくる14時までは仕事(またはヨガや観劇など)をして、その後は子どものお迎えや習い事への送迎、夕食、入浴など。
20時頃に子どもを寝かせたあと、22~23時頃まで仕事をしています。

ー仕事の時間はきっちりと決めていますか?

堀内:あまり決めていないですね。子どもが幼稚園に行っている間は仕事をしていますが、延長することもあります。
ブログやメールなら子どもを遊ばせながらスマホで片手で書けますし、スキマ時間でけっこういろいろやっています。

ースキマ時間が活用できるというのも、リモートワークのいいところかもしれませんね。自宅で仕事をするにあたって、気をつけていることはありますか?

堀内:仕事でイラッとすることがあっても、子どもに当たらないようにしたいなと思っていますけど……子どもがタイミング悪く声をかけてきて、必要以上に叱っちゃったりということもあります。家で仕事をしているぶん、オフィスみたいに切り替えができないですからね。

それを自分で分かっているので、気をつけようというのが大きいですね。子どもには理由が分かりませんから。

ーそういうときはどうしていますか?

堀内:あとで、寝るときなどにぎゅーっと抱っこして「さっきはごめんね」って言うと「しょうがないね」って許してくれます(笑)。

ーほかに、家事や育児との両立で工夫をしていることはありますか?

堀内:基本的に家にいるので、仕事をしながら料理して掃除して、と平行で作業をしています。
それから家事を完璧にしようとせず、ダメなときは外食をするとか、手を抜くというか、やるところとやらないところを決めています。

ー全部完璧にこなすのは無理がありますよね。並行して複数の作業をこなせるのは女性ならではでしょうか。

堀内:料理をしながら洗濯機をまわしてお風呂を洗って、メールの一通もパパッって書いたりできるじゃないのと主人に言うんですが「そんなことできない」と言いますね。
「鍋は鍋を見ないといかん」みたいな(笑)。構造が違うらしいです。

ー男女差もあるでしょうが、リモートワークをするのに向き・不向きってありますか?

堀内:男女関係なく「家にいると仕事ができない」という人には向かないでしょうね。「家ではダメだけどカフェならできる」という人ならいいかもしれないですが。
あと「誰かがいないとできない」というタイプの人はダメでしょうね。一人でどんどん進めていくようなやり方ができる人じゃないと。
自由度が高い仕事より、雇われての在宅勤務や、しっかり管理されているほうが実はリモートワークには向いているかもしれませんね。

ー今後、会社をどんな形に発展させていきたいと思っていますか?

堀内:「関わる人の人生の質を向上させる」が朝型美人の経営理念で、セミナーや朝食会はその手段だと思っています。
「ウーマン朝食会」は今のような感じで続けたいと思っています。2015年はヨーロッパで開催できたので、今年も海外でやりたいですね。
「朝型美人塾」は今のところ大阪中心なので、東京開催も増やしていきます。選りすぐりのセミナーをお届けして、より多くの女性の人生の質を向上させるお手伝いをしたいです。

堀内さん

ー堀内さんご自身の働き方としては?

堀内:働き方の理想は、寒いときには暖かいところにいて、季節のいい時期は日本にいる、というように、場所を問わず好きな場所で仕事をすることですね。
と同時に、固定した自分の拠点も持ちたいと考えています。拠点を構えるといってもそこにずっといるのではなく、拠点がありながら、ノートパソコンを持ってあちこち好きなところで働きたい。オフィスワークもノマドワークも可能なリモートワークは、これからもずっと続けるつもりでいます。

ーありがとうございました。

活動の初期からごく自然な形でリモートワークを始めていた堀内さん。細やかなフォローが必要となるセミナー事業には、細切れ時間も活用できるリモートワークが最適なスタイルなのでしょう。


この記事の著者:曽田照子(Teruko Soda)

ライター。広告プロダクションでコピーライター経験後、1992年よりフリー。書籍、広告、WEB、フリーペーパー、情報誌など、多彩な媒体に執筆。得意分野は子育てと生活、女性の生き方。著書「ママが必ず知っておきたい!子どもに言ってはいけない55の言葉」メイツ出版、「『お母さんの愛情不足が原因』と言われたとき読む本」中経の文庫、「お母さんガミガミ言わないで!子どもが勉強のやる気を失う言葉66」学研パブリッシングなど。

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