リモートワーカー紹介

【東京】「働きたい」を諦めないで。リモートワークのプロが働きたい女性たちを全面サポート!

今回インタビューをさせていただいたのは、フリーランスのリモートワーカーである森石エリカさん。現在、IT企業の在宅経理スタッフとして活躍する傍ら、新たなテーマにも取り組み始めているとのこと。

「こんな素敵な働き方を女性達に広めたい!」と語る森石さんのワークスタイルに迫ります。

 

森石 エリカ(Moriishi Erika)

1983年生まれ。明治大学経営学部卒業後、某派遣会社に入社。派遣の法人営業に約5年従事。その後、3期目のITベンチャーにバックオフィス全般として参画。採用、人事、広報、労務に携わる。その経験を活かし、ITベンチャーに採用開発として入社。

結婚を機に退職し、現在はリモートワーカーとして、様々な企業の経理業務を受託。主に「働きたい子育て主婦」層に在宅経理の仕事を提供するべく、企業に経理のアウトソーシングを基本とし、税務・労務業務提供の提案も併せて行っている。

株式会社ホットスタートアップ:http://hotstartup.jp

未来の株式会社:https://peraichi.com/landing_pages/view/remote-keiri

 

採用・人事・広報・労務……数々の仕事経験を活かし、リモートワークで経理業務を担当

―森石さんは現在、どのような働き方をされているのですか?

森石さん(以下敬称略):現在は、ホットスタートアップのリモートワーカーとして会社の経理と労務を担当しています。給料の振込み日や源泉所得税の期限に合わせてスケジュールを組み、自宅で仕事をするスタイルです。週に何日間勤務、という契約ではなく、月末に稼働時間を申告しています。出社の義務はありませんが、社員の方とコミュニケーションを取るためにオフィスに領収証を取りに来たり、必要に応じて社内ミーティングに参加することもありますよ。

―リモートワークを始めたきっかけは何だったのですか?

森石:以前は大手人材会社で派遣事業に携わっており、営業職としてハードな働き方をしていました。その後、人事やバックオフィスの仕事をしてみたくなり、創業から3期目のITベンチャーに転職し、採用・人事・広報・労務・総務とバックオフィスの仕事を総合的に担当していました。私は仕事をすると、とことんやり込んでしまう性格なので、結婚後は家庭を顧みようと思い一旦仕事を離れることに決めたんです。主人がマスコミ関係の仕事をしており、土日・昼夜関係なく働いているので彼をサポートしたかったという理由もあります。

退職してしばらく家庭に入ったのですが、何か仕事をやってみようかなと思い始めた頃に、ご縁があってホットスタートアップから声を掛けていただきました。ちょうどこちらの会社が資金調達をして、人がどんどん入ってくる時期だったので、経理・労務担当が必要のようでした。今は、バックオフィス時代の経験を活かしてリモートワークをしています。

 

2か月後に出産を控えていても、心のゆとりを持って仕事にも家庭にも臨むことができる

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―これまでにたくさんのご経験をされてきたのですね。森石さんがリモートワークを行う上で大切にしているポイントがありましたら教えてください。

森石:そうですね……クイックレスポンスかな。リモートですが、レスポンスはとても早いですよ(笑)。バックオフィスの仕事って後回しにされがちなので、周囲の人に伝言をしたり、連絡がつくまで電話をかけたりして、後回しにしないように心掛けています。後回しにすると、やらなきゃいけないことが増えて嫌になってしまいませんか? そして、会社側に手間をかけさせないためにも、疑問はすぐに解決するようにしています。

あとは、何か質問をする時には相手が「イエス」か「ノー」かで答えられるくらい自分で整理してから、相手に投げるようにしています。こちらも社員の方に手間をかけさせない工夫ですね。

―なるほど。社員の方たちがスムーズに仕事ができるよう、リモートワーカー側から工夫しているのですね。森石さんは仕事の中でどんなツールを使っていますか?

森石:社員との連絡はslack(スラック)というコミュニケーションツールを使用しています。アプリを使って携帯と連動できるので、外出していても確認することができ、非常に便利ですよ。経理は月間の中で稼働する時期が決まっていますが、それ以外にイレギュラーで連絡が来たとしてもすぐに対応できますので、重宝しています。

営業の時の癖なのかもしれませんが、タスク管理は未だに手書きで行っています。経理のノートやホームページを作成する時のペルソナも全部ノートに書いています。書くことによって頭が整理されるのかもしれません。

―現在のワークスタイルになって、変わったことはありますか?

森石:気持ちがとても穏やかになりました。外に出てバリバリ仕事をしていると戦闘モードになってしまうので……主人にも「優しくなった」と喜ばれています(笑)。自宅で自分のペースで仕事ができるから、掃除や料理なども余裕を持って行えるようになりました。主人が夜遅く帰ってきても、すぐに温かいご飯を用意してあげられるところも良いですね。そして実は今、妊娠8か月目なんです。でも、この働き方であれば出産後の心配もありません。

―そうだったのですね! すると、今後は仕事量を今よりも少なめに調整していく予定なのでしょうか?

森石:むしろ増やしていくことを考えています。11月に出産をして、春くらいまではお休みをしようと思っていますが、その後は新たに仕事を拡大していく予定でいます。

ホットスタートアップでリモートワークを始めた当初は、作業時間が月に50〜60時間かかっていたのですが、現在は顧問会計士の指示を受けたり工夫をした結果、経理処理の仕組みを構築し効率化したことにより、月に10時間以内の作業時間で済むようになったんです。非常にうまく経理・労務業務をこなすことが出来ているので、顧問会計士が代表を務める「未来の株式会社」にて、この仕組みを他企業様にも提案していこうと計画しています。

 

初心者でも安心してできる働き方の提案。リモートワーカーの統括役として迎える新たなステージ

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―森石さんが現在計画している新たなお仕事について、お聞きしてもよろしいでしょうか。

森石:企業の経理をクラウド上でアウトソーシングできる「未来の株式会社」で、新たに私がリモートワーカー統括兼営業として参入し事業を拡大しようと計画しています。企業のニーズに合わせ、経理だけではなく、労務・税務顧問も提案します。リモート経理は私のようなリモートワーカーが、労務は社会保険労務士、税務は公認会計士兼税理士が対応いたします。
今後、リモートワークの経理スタッフを増やし、子育て中のお母さん達の働き方の選択肢を広げていくことを目指します。

―リモートワーカーは順調に集まっていますか?

森石:現在、私の友人を中心に声を掛けてリモートワーカーの経理スタッフを集めています。「やりたい!」という女性達は、私の周りだけでもかなり多いです。今は会社に勤務しているけれど「二人目を出産して退職した後に、リモートワーカーになりたい」と希望している方もいますね。企業側にとってリモートワーカーは、『実働時間×時給』のみの請求なので、最適なコストで経理スタッフを確保できるという大きいメリットがあるため、営業開始して間もないですが、数多くの企業様と契約締結に至っています。

―これまでの豊富な経験を活かして、リモートワーカーの方たちに指示を出したりサポートしたりする立場になるのですね。

森石:人材会社でスタッフの稼働管理を行っていた経験がここで活きてくると思います。課題があるとすれば労働時間の管理でしょうか。エンジニアさんやライターさんと違い、経理は成果物を出すことができない仕事です。リモートワーカーがどれくらい仕事をしているのかが見えにくいのです。

そのあたりは、実際に自分が作業をしているので、「この作業であれば、これくらいの時間で終わらせることができる」と試算できるため、作業効率を上げるための指導やアフターケアを行えると思います。
そして、現在稼働時間を管理できるようなシステムを開発中です。管理を目で見てわかる、確実なものにしていこうと思っています。

―経理の仕事というと専門的な知識が必要なのでは? 未経験の方が応募しても大丈夫なのですか?

森石:実は私も、ホットスタートアップで初めて経理を経験したんです。freee(フリー)という会計ソフトを使っているのですが、このソフトのコンセプトは専門用語を使わずに経理の作業を行えること。ソフトの仕組みさえ理解すれば、簿記の資格を持っていなくても経理の仕事ができます。

私も最初は全然分からず、専門的な部分は会計士の人に教わり勉強しました。自分がスタッフのロールモデルとなり、マニュアルと私のサポートさえあれば絶対に大丈夫! と奨めていくつもりでいます。

―リモートワークのプロである森石さんがいれば、初心者の方も安心して仕事を行うことができそうですね。スタッフが増えていく中で、コミュニケーションはどのように行っていく予定ですか?

森石:お子さんがいるスタッフが増えてくるので、家の中だけで仕事ができるスタイルを確立していけたらと思っています。外に出るのが難しい方もいると思うので、スカイプで面談を行うことも視野に入れています。

経理は会社のお金が見えるので、信頼関係も大切です。余裕があれば月に1回、ほんの少しの時間だけでも良いので受託している会社のオフィスに行ってもらい、顔を合わせるのも良いかもしれませんね。

 

働きたい女性たちが、子育てを理由に仕事を諦めてしまうのは勿体無い

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―今後、森石さんご自身が働きたいお母さんたちのロールモデルとなっていくのですね。春からの本格的な始動も楽しみですね。

森石:私は就社すると仕事に熱中するあまり余裕がなくなり、時にはピリピリしてしまうこともあると思い、リモートワークを選ぶことにしました。余裕を持った状態で子育てをしつつ、お仕事もさせていただきたいと思っています。

―ご出産を控えているのに、とてもアクティブなので驚きました。この働き方を、多くの方に勧めたいと思いますか?

森石:組織の中でキャリアを積みたい、いまの仕事が好きだと考えている方は今の仕事を続けられたら良いと思うのですが、正直いまの仕事を子育てしながら続けるのはつらい、子育てを優先したい、でも働きたいとは思っているという方には、ぜひお勧めしたい働き方です。

子どもが生まれると、働きたくても諦めてしまう方が多いようです。有能な主婦が埋もれてしまって、非常に勿体無いと思うんですよね。でも、そこにリモートワークという新しい働き方があれば「フルタイムは無理だけど、リモートならやってみたい」という方がたくさん出てくると思っています。そう思ってくれる層に向けて、在宅での働き方を提案し開拓していきたいと思っています。

旦那さんの転勤で地方にいき、仕方なく仕事を辞めた方々も対象としています。育児や転勤による転居により第一線のお仕事を辞めた女性たちの新しい選択肢になることを目指します。

―ありがとうございました。森石さんが主体となり働きやすい会社を作り上げていこうとする姿勢は、リモートワークという働き方が社会に広がるきっかけにもなりそうですね。また、現在妊娠している方や子育て中のお母さんの選択肢としてリモートワークが定着することで、女性達の可能性が大きく広がることに期待します!

 

この記事の著者:佐藤愛美(Megumi Satou)

保育士とライターのダブルワークを5年間続けた後、フリーライターとしてワークスタイルを確立。女性の生き方、子育て、社会問題等のテーマを中心に執筆している。保育園で連絡帳を書くことも、ライターとして記事を書くことも根本は同じ。「人と向き合い、心に触れる文章」をモットーに事業を展開中。

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