リモートワークTips

リモートワーク歴30年の大ベテランに学ぶ!在宅ワークの能率を高めるための8つの工夫

いつでもどこからでも働けるリモートワークは、夢のような働き方である一方で、実践している人は、その問題点や難しさにも気づいているはずです。そのひとつが生産性の維持。自由に時間を使える反面、ダラダラしたり無駄な時間を過ごしたりもしがちです。そうならないように、能率的に仕事をこなしていくためには、どんな工夫ができるでしょうか。米国inventRight社の創設者で、リモートワーク歴30年という大ベテランのステファン・キーさんの経験談から探ってみましょう。

1. まわりのスケジュールに合わせる

在宅ワーカーには昼間でも夜中でも時間に縛られずに働ける自由があるとはいえ、一般のビジネス社会は、依然として9時から5時を中心に動いています。キーさんは、時には夜間や週末に働きたいと思うことがあっても、顧客の働くスケジュールを保つことが仕事をスムーズにするために不可欠だと考えているそうです。そうすれば、顧客からの問い合わせにもすぐ対応でき、オフィスチームのメンバーもリアルタイムで連絡を取ってこられるからです。

2. スケジュールを視覚化する

オフィスワークでも、生産性を維持するための時間管理は重要課題。セルフコントロールが基本のリモートワークではなおさらです。

ポイントは計画を立て、視覚化すること。カレンダーに自分の決めた締め切りを書き込んで、いつでも見えるようにしておくと、プロジェクトを計画通りに完成させる助けになります。進捗度合を記録していくのもいいかもしれません。計画は余裕をもって立て、遅れることなくゴールに到達するために、毎日の小さなステップを確実に積み重ねることが大切です。

3. 家の中に仕事専用エリアを持つ

仕事の能率を上げるには、働く環境も大切です。ホームオフィスに一部屋を充てることできれば理想的ですが、それが無理な場合でも、家の中で快適に感じられる場所を専用の仕事場にしましょう。

パソコンを持って、その都度家の中を動き回るようでは集中して仕事ができず、生産性が落ちてしまいます。専用の場があれば、そこに行くだけで仕事モードに入ることができます。キーさんのオフィスには、仕事に必要な最低限のものだけが置かれているそうです。

4. 出勤するかのごとく振る舞う

キーさんは、起床してコーヒーを飲み、シャワーを浴びて服を着替え、ひげを剃ることを、出勤していた頃と同じように行っているそうです。そうすることで1日をスタートさせるリズムができ、自分を仕事ムードに切り替えることができるのだそうです。

出勤しなくてもいいことはリモートワークの大きなメリット。往復の通勤時間を仕事に振り向けることができるので、生産性は大幅に向上するはず。しかし、通勤することにも家庭から仕事への切り替えができるというメリットがあります。実際には出勤しないリモートワークであっても、出勤するのと同じように仕事を始める準備をしてみましょう。

5. 定期的にコミュニケーションをとる

ひとりで働くのは孤独なもの。落ち込んだり、気分が沈んでしまうと、生産性も落ちてしまいます。スカイプなどのツールを使って、定期的にオフィスメンバーや、クライアントとコミュニケーションをとりましょう。案件などへのフィードバックは頻繁に送って、自分がチームの一員であることをアピールすることも大切です。

キーさんは、家の外にも個人的なつながりを作ることが大事だと指摘。「仕事場の窓から見える景色がどんなにきれいでも、外に出ることは必要です。散歩や運動をしたり、街に行くだけでも、活力の回復になります。」 と言います。気持ちを健康に保てば、生産性もおのずと高まります。

6. 自分のスタイルを見つける

誰にも、最も生産性が高まる働き方があるものです。キーさんの場合は、やるべきことや重たい仕事は、朝のうちにやってしまい、軽い仕事や楽しいタスクは、多少疲れていてもできる午後に持っていくのだそうです。

仕事の能率を最大限に高めるためには、自分にとってベストな働き方を見つけること。そこから、自分なりのリモートワーク・スタイルができて行くはずです。そのスタイルこそが、生産性を維持する大きな財産になるでしょう。

7. 休憩をとる

キーさんには、週末も働き続けてしまうという悪癖があるそうです。でも、考えてみれば仕事はいつもそこにあるわけで、大事なのは健康に働き続けられるようにすること。仕事に夢中になってしまう傾向がある人は、強制的にでも時間を決めて休憩を挟み、一日の終わりの決まった時刻に業務を終えるようにしましょう。

在宅ワークでは、「いったい、一日にどのくらい働けば十分なのか?」の目安が合間になりがちですが、作業に費やした時間ではなく、達成したタスクで判断する方がうまくいくようです。これが今日自分のやった仕事だと誇りをもって言えるなら、その日、十分やった証拠だと言えるでしょう。

8. ソーシャルメディアを制限する

オンラインで仕事をしている時、Facebookやメールをチェックしないというのは難しいこと。しかしそれを制限することも必要です。「夕方までチェックせずにいられたら、その日は生産性が大きく上がったのがよくわかるはずですよ」とキーさんは言います。

ソーシャルメディアやチャットツールは、いわばオフィスで絶えず話しかけてくる同僚のようなもの。その場で答えなければならない要件は意外と少ないものです。プライベートなものについては、「チェックするのは昼食前と就業後のみ」のように決めておくと、仕事のはかどり方が変わって来るでしょう。

 

リモートワークには様々なメリットがありますが、能率を高め生産性を維持するのは案外大変。リモートワークの大ベテランが実際にとっている改善策や経験を、ぜひ参考にしてみてください。実行できるものは取り入れて、あなたなりのスタイルをつくっていってください。

なお、今回の記事は以下を参考にしました。

https://www.entrepreneur.com/article/269839

この記事の著者: シャヴィット・コハヴ(Shavit Kokhav)

נ-png中東のシリコンバレー、イスラエル在住。同時逐次通訳・翻訳業とジャーナリズムに携わる。邦訳書3冊。通訳者とビジネスコーディネーター仲間で作る、日本-イスラエル間のビジネス応援サイトを運営。2年前より再開した日本語での執筆がもたらす新しい出会いが楽しいこの頃。

 

 

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