ワーケーション/コワーキングスペース

【イラン】エリックの海外リモートワーク@経済制裁中のイランでリモートワークしてきた

Iwaya Eric@東京都民

 

 こんにちは。プロダクトマネジャーの岩谷です。
(タイトル注:経済制裁は2016年1月に解除されたものの、米国を中心として続く制裁も多くある)

 ここ、全部イランです。経済制裁とか微塵にも感じません。
 先日、1週間、イラン各地でリモートワークしてきました。
 

■ なぜイランに行ったか?

 ほぼ毎日、旅行メディアと航空券比較サイトを見て、いつどこに行こうかなーと考えています。旅程は最安で行ける日、行き先は未定、という設定で。これがリモートワークのいいところだなーと思います。その中で、だいたい安いところから並べると、韓国、中国、タイ…が王道なのですが、その次にイランを発見。

 イラン、といえば、核開発疑惑で経済制裁を長く課されちょっと前に首都テヘランでテロが発生して、さらに隣国はイラク、アフガニスタンという退避勧告MAX4の国。みなさん治安は大丈夫…?と思われる国だと思います。僕もそうでした。

 でも、最近制裁が緩和され、フランスの大手自動車メーカーが巨額の投資を行い、生産工場の建設がされ、また紀元前にはペルシャ帝国として、東は現在のパキスタン、西はリビアまでの大帝国を築く中心となった場所です。

 行ってみるしかない…と思い、いろいろ調べると、イランはとても親切な人が多い、温かい国だとさまざまなブログ記事等に書かれていました。肝心のリモートワークに重要なネット環境ですが、規制がある(中国よりは緩やかで、FacebookとTwitterが主に遮断されているサイト)ぐらいで、LTEで通信できるぐらいに速いとわかりました。

 これだけ調べて、もしダメだったらドバイ、アゼルバイジャンあたりに直ぐ出国すればいいかなという軽い気持ちで航空券を購入。
 

■ イランに入国

 日本人がイランに行くにはビザが必要です。入国時に取ることもできますが、深夜着だったこともあって、事前に東京のイラン大使館で取得。入国時に取るよりも半額ぐらい安いです。

 ビザがあったのでスムーズに入国。SIMを買うために両替(イランはクレジットカードが一切使えない)しようと思ったら、なんと空港の両替商は日本円に対応していない…。詰んだ、と思いましたが運よくドルを持っていたので、ドルを現地通貨に両替。ここでSIMカード1.5GBが売り切れていて、仕方なく3GB分を購入。これが後で役に立つ…。

 空港を出るときにはもう2時だったので、空港近くのホテルibisに宿泊。6時間プランなら、半額だよ。と言われ、迷わず6時間ステイを選択。
 

■ リモートワークできる場所を探す

 明けて翌日、市内の両替商が多く集まる場所にタクシーで移動。イランにはUberのような独自の配車アプリ「snapp」があり、これを使って楽々移動。

 両替商の中でも、日本円を取り扱っていないところがあるので、何軒か回ってようやく両替。インフレでどんどん紙幣の額面が大きくなった背景があり、高額紙幣もあるはずなのですが、1枚約150円のお札(50,000イランリアル)にほぼ両替となり、財布がこんなことに…。閉まらない…。

 いくつかコワーキングに目星をつけていたので、移動。行ってみるとなんと大学構内…最初ガードマンに入れない!と言われ、しぶしぶ退散。。。すぐあとにTV会議があったので、やむなく公園のベンチに腰掛けテザリングでつなぐ。これがめちゃくちゃ快適。全然サクサク動くし、クリアに聞こえるし、話せる。空港で容量の多いSIMを買ってよかったなあと思った瞬間でした。

 コワーキングをあきらめきれないので、別の出入り口からトライすると、難なく入校OK。ただ、残念なことにその日は大学生のイベントで使用中。ドロップイン利用ができず。でもコワーキングの管理者が、別のコワーキングを紹介してくれたので、移動。

 

■ 女性起業家に出会う

 移動したコワーキングは、サムスンの運営。ノーアポで突撃でもだいたい誰か声をかけてきて、案内してくれる。そこでテヘランで大学卒業後、フランスでMBAを取得し、二回目の起業をしている女性を紹介してもらう。

 最初の事業を売却して、昨年から予防医療のサービスを立ち上げ。英語が堪能で、ずっと喋っててすごいパワフル。この後、大学でMVP(Minimum Valuable Product)について講演するから、来なよ!と言われて言われるがままついていく。行きのタクシーで、イランの名所や、政治について教えてもらう。

 5月に選挙があり、IT関連大臣に30代後半の超若手が抜擢。ITインフラの強化や、ベンチャー育成がどんどん進むだろう、なんて話を聞き、ふむふむと。

 女性は外にいるときはヒジャブ(頭部を覆うもの。イランでは全身を隠すチャドルもある)を必ず被らないといけないし、肌が出る格好はNG。そういう慣習があるので、やや女性は陰に隠れがちなのかな?と思っていたが、講演後、彼女のもとに質問をしにくるのは女性が多いし、もちろん彼女自身も、とてもアグレッシブに事業展開している。外から見るのと、実際に行くのでは全然違うと感じた瞬間でした。

 

■ リモートワークは市内中心のカフェで

 結局サムスンの施設は一時利用はできなかったので、WIFIのあるカフェをいくつか教えてもらって、そこで仕事をしていた。おしゃれなカフェが多くて、作業はめちゃくちゃしやすい。しかもイランでは、カフェが混むのは日本と違ってだいたい夕方5時ごろから。その時間はもう日本は夜なので、作業を終えて観光に出かけられる。

※広報O注:これもカフェ?(笑)

 

■ イランの人は本当に親切

 イランと日本は時差4時間半。だいたい日本にいると20時ぐらいまでオフィスにいるのですが、その時間イランは15時半。まだ全然明るい(その分、朝5時起きで始業してるわけですが、これはこれで健康的)

 長距離バスがしょっちゅう出ていて、予約もいらないのでバスターミナルに向かってチケットを買い、バス内で作業。テザリングがめちゃくちゃ役に立つ。ときどきテザリングが切れると、オフラインでブログ執筆に集中したり。

 土日は世界遺産のイマーム広場や、ペルセポリスを訪問し、歴史を堪能。アレクサンドロスによって崩壊された、ペルシャ帝国の首都とか壮大すぎて、ずっと「すげえ・・・」しか言えなかったです。

 それにしても、各地に行って思ったことはイランの人、マジで親切。歩いているとだいたい紅茶飲んでいくか?(もちろんタダ)とか話しかけられます。それ以外でも、こんな感じで、やさしさに触れること多数。

-公園をぶらついていたら、焼きもろこしと紅茶などなどを振舞ってくれた家族
-流しのタクシーを止めてくれ更に足りない分を払ってくれた人
-タクシーかな?と思ったら全然一般の人だったのに目的地まで乗せてくれた人
-夜行バス乗り場までわざわざ一緒にきてくれて、座席まで教えてくれた人
-なんか困ったら電話かメールして!と連絡先教えてくれた人


 

■ イランはアツイ!ぜひ行ってみてください

 まずイランに行って人のやさしさに触れ、心が穏やかになりました。それだけでも幸せなことなのですが、ビジネスもとても盛り上がってくる気配を感じます。この1年でアジア、ヨーロッパ各国を回って、イランは成長余地がとてもあるなあと。少し前に、アップルがイラン国内向けのアプリをapp storeから削除する、ということがありましたが、そういった抑圧があれば、より反骨心が生まれるとぼくは思っています。

 現に配車アプリは独自のものがあり、イラン全土で使われています。クリーニングの集配をアプリで依頼することもできるみたいです。

 ぜひ一度行かれて、見られてみると発見があると思います。安いと片道28,000円(羽田発)でいけます!

 

リモートワークのスキルがあれば、夫が海外転勤になっても、赴任国で仕事が続けられます。

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