初心者・未経験・県外在住OK!埼玉県の「在宅ワーカー交流会」レポート

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「在宅ワークと言えば埼玉県だよね!」をキャッチフレーズに、県をあげて多様な働き方を応援している埼玉県。9月12日、埼玉県女性キャリアセンターで行われた「在宅ワーカー交流会」「ビジネスマッチング交流会」で、どんな支援が行われているかを見てきました。

※なお、在宅で仕事をする人には、企業に勤める人、個人事業主、業務委託などさまざまな立場がありますが、埼玉県では「ITを活用して自宅で仕事をする人(主に個人事業主を想定)」を「在宅ワーカー」としてサポートしています。この稿では埼玉県にならい「在宅ワーカー」と表記します。

◎お問い合わせ
埼玉県在宅就労支援事務局 (http://zaitaku-cmam.jp/)
0120-954-510(月~金 9:00~17:00)

女性ならではの「横のつながり」を大切に

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午前10時から「在宅ワーカー交流会」が行われました。すでに在宅ワークをしている人はもちろん「興味のある人」も参加。特に「これから自宅で働いてみたい」という女性が多く参加していました。

1テーブル5~6人のグループで自己紹介からはじまり、数度の席替えをしていくうちに、どのテーブルも、お茶とお菓子を片手に話が盛り上がっていました。これから在宅ワークを始めたい人の「自分にもできるの?」「本当に在宅で仕事があるの?」といった不安に対し、すでにはじめている先輩がアドバイスをするといった姿も見られました。

「女性はつまづいたときや迷ったとき、近い立場で相談に乗ってくれる人にいてほしいんですよね」と主催の埼玉県産業労働部ウーマノミクス課、女性チャレンジ・女性就業相談担当の清水俊子主任。
この在宅ワーカー交流会も回を重ねるごとに参加者が増加、今回の参加者は約50名(すべて女性)で、特に10名の託児枠はあっという間に埋まってしまったそうです。
埼玉県では(株)キャリア・マムに委託して、この在宅ワーカー交流会、企業とのマッチング交流会を開催しているほか、基礎講座として「在宅ワーカー入門コース」、初心者向けの「スタートアップコース」、在宅ワーク専門スキル習得のための「スキルアップコース」も実施。さらに企業に向けて「在宅ワーカー活用セミナー」も開催しています。

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取材を一瞬忘れて私自身のスキルアップにつながりそうなセミナーに興味津々でいると、清水さんから「県外からもお越しいただいています!」とのことで、県内在住・在勤といった制限は特にないそうです。しかも、どのプログラムも基本的に受講料は無料です。
一連の講座を受託している株式会社キャリア・マムの堤香苗代表取締役は「埼玉の在宅ワークを根付かせたい。交流会は一度だけでなく、何回も参加して、出会いだけではなく交流を深めてほしい」と語っていました。
その言葉を裏付けるように、参加者には「スタンプカード」が用意され、3つスタンプが溜まる(3回出席する)とプレゼントがもらえるなど、参加したくなる仕組みづくりも工夫されていました。

仕事を体験できるスペースも

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この交流会で印象的だったのが、ただ交流するだけで終わりではないということでした。
交流スペースとは別に十数台のパソコンを並べた「お仕事体験コーナー」を設けており、参加者は実際に「データ入力」(手書き文字をテキスト入力)、「音声おこし」、「名刺の作成」が体験できるようになっていました。
参加者からは「前職でパソコンは使っていたけれど音声おこしソフトを使うのは初めて、体験できてよかった」などの声があがっていました。
また名刺作成コーナーで作った名刺は、その場でプリントアウトして持ち帰ることも可能。さらに、参加者同士での名刺交換の練習をすすめたり、午後からのビジネスマッチング交流会で使える、というのもおもしろい試みだと思いました。

21社とのビジネスマッチング

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昼食を挟んで午後は、在宅ワークスキルアップ講座「危ない会社の見分け方」のあと、ビジネスマッチング交流会が開催されました。
交流会には埼玉・東京から21の企業が出展。IT系やオウンドメディア運営などが多い印象でしたが、家事代行、翻訳、在宅秘書など求人業種は多彩。在宅ワークの広がりを感じました。

実際にこのマッチングが採用に結びついた例も多いそう。出展していた(株)コミュニティネット代表取締役の今井房子さんは「今日弊社のスタッフとして参加している社員は、2年前にこのビジネスマッチング交流会で出会ったんですよ」と話してくれました。

ライター所感

今回の取材で特に印象に残ったのは、(株)キャリア・マム代表の堤さんの言葉。
「在宅ワークの魅力は、年齢性別その他などに関係なく、納品物を作ればそれが仕事になるということ。納品できれば収入になり、自信が持てる、自己肯定感を育てて欲しい」。
本当にその通りだなあと思いました。「仕事をして生きて行く」「自分の手で稼ぐ」という覚悟が女性を(男性も)強くします。経済的にも精神的にも人間的にも。
私も「仕事」に育てられたひとりとして、及ばずながら後進の役に立ちたいですし、同時にプロとしては負けるわけにもいきません。「もっと仕事しよう!」と前向きに思えたイベントでした。

この記事の著者:曽田照子(Teruko Soda)

ライター。広告プロダクションでコピーライター経験後、1992年よりフリー。書籍、広告、WEB、フリーペーパー、情報誌など、多彩な媒体に執筆。得意分野は子育てと生活、女性の生き方。著書「ママが必ず知っておきたい!子どもに言ってはいけない55の言葉」メイツ出版、「『お母さんの愛情不足が原因』と言われたとき読む本」中経の文庫、「お母さんガミガミ言わないで!子どもが勉強のやる気を失う言葉66」学研パブリッシングなど。


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by caster-biz