リモートワークイベント

リモートワークで自分らしく。自宅で働く女性たちがイベントに登壇!

自分の働き方について、どんな風に捉え、どう改善したいのか考えたことはありますか? 2016年6月18日、東京・品川で「連携カフェ 2016 Vol.2 あなた次第で働きかたはもっと自由になる!~在宅で働く女性たちの最新事例から学ぶその実践と方法~」というイベントが開催されました。当日の模様をレポートします。

働き方を自分で自由に選択できる未来へ

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まず登壇したのは、バーチャルアシスタントサービス「Help You!」を運営する合同会社レインボー代表の秋沢崇夫さん。アメリカ放浪の旅の最中、ネットを使ってオンラインで仕事をした経験から、仕事はどこにいてもできると確信。「働き方に制限を設けず、選択できる未来を作りたい」と思い、Help You!を立ち上げたそうです。

現在100名を超えるリモートワーカーが登録(同社ではバーチャルアシスタントと呼んでいるそうです)。バーチャルアシスタントの8割が主婦で6割が子育て中、6割が地方在住。働ける時間が限定されている人が多いため、チームリーダーを中心に数名でネットワークを作り、ひとつのプロジェクトに取り組んでいるそうです。

バックオフィス系の事務職なら多くの人がこれまでのキャリアを活かせるという秋沢さんに、Help You!のバーチャルアシスタントにはどんな人が向いているか聞いてみると「メールの行間を先読みする力がある人」とおっしゃっていたのが印象的でした。バーチャルなコミュニケーションだからこそ、リアルにその場にいる以上の気配りがあるといいということでしょう。

 

現役ワーカーが伝えるリモートワークのリアル

続いて、現役のバーチャルアシスタントが登壇し、具体的な事例として「自分の働きかた」について語ってくれました。

その1.都内で子育てしながら働く

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去年7月からHelpYou!に登録している生田目史子さん。現在3歳のお子さんの子育て中で、もうすぐ第二子が生まれるそうです。お子さんが生まれてからも仕事がしたいと思っていた生田目さんですが、「都心で働くとなると、パート代はほぼ保育料でなくなってしまい収支のバランスが悪い」と思い、外で働くのをあきらめたのだそう。

そのため、在宅でできる仕事を探すために最初はクラウドソーシングサイトに登録していたそうです。しかし、単発での仕事が多く、また、まとまった収入を得ることができなかったとか。もう少し安定的で継続した仕事をしたいと思っていた時に、出会ったのがHelpYou!の求人でした。現在は、SNSライティングの代行やデータ入力業務、リサーチなどで企業と直接やりとりをしているほか、チームリーダーとしてメンバーを束ねることもあるといいます。

生田目さんは、チームで働くことの利点は「助け合う文化」と言います。例えば子どもが熱を出したときは「お互いさま」、他のメンバーから嫌な顔をされることがないのがとてもいいそうです。また子育て中に仕事をするのは……と後ろめたく思うママが多い中で「子どもは幼稚園で楽しんでもらって、自分は仕事に集中する」と明るく割り切っているのも印象的でした。

その2.海外で自分の時間に働く

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もう1人、海外ワーカーの事例として、Skypeで登壇したのは、フロリダ在住のベイラーさん。航空機器製造会社での事務職のほか、ゴスペル講師やラジオDJなどの経歴があるそうです。ですが、アメリカの場合は言葉の壁のほか、現地の学校に通って資格を身につけないと職に就くのは難しいなどの事情があり、就職活動は難航。しかしHelp You!で日本の企業向けの仕事をするようになったことで、安定した収入が得られるようになったそうです。

課題はやはり時間管理。取材したイベントは日本時間の午後に開催されたため、フロリダでは深夜だそうです。時差はデメリットになるかと思いきや、うまく時差を利用して、子どもが寝た後に仕事をするメンバーとの会議や、企業の深夜対応など、夜の時間を有効活用しているといいます。

「スコールが降るとネットの回線が遅くなる」という海外ならではのエピソードや、夫に「ボクもその仕事だったらずっと一緒にいられるのに」と言われた、というお話(おのろけ?)も興味深いものでした。

 

仕事の様子を目の当たりにするデモンストレーション

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ビデオ通話での打ち合わせ、チャットワークでのやりとりなどのデモンストレーションも公開されました。

奈良県の自宅から、遠隔でデモ画面を操作していた平島奈美さんは、両親と8歳のお子さんと暮らすシングルマザー。かつては「リモートワーク」「テレワーク」に怪しいイメージがあって敬遠していたのだとか。でも県の主催する講座などに参加するうちに「見る目さえあればちゃんとした会社はある」と考えが変わったのだそうです。

今では、両親を病院に送迎する合間に仕事をするなど、スキマ時間を効率的に活用してリモートワークを実践。「家事と仕事と育児の両立にはリモートワーク以外は考えられない」そうです。

 

ワークショップで自分の理想の働き方を考える

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その後は4~5人のグループで「自分の理想の働き方」を考えるワークショップ。

「自分がバーチャルアシスタントだったら」「リモートワークで自分の人生がどう変化する?」「みんなが働きづらいなぁと感じていることって」「リモートワークのどんなところが不安?」などのテーマについて話し合いました。

性別・年齢がさまざまななか、私のグループでは「仕事のパーソナル化」「ワーケーション(ワーク+バケーション、リゾート地などで働きながら休暇を取ること)」「無理をしない」などのキーワードが出てきました。働く人、ひとりひとりがリモートワークを「自分の問題」ととらえることが、リモートワークを根付かせるのだと感じました。

働く人によってそれぞれの事情はいろいろですが、働きたい、働かなければ、という希望は同じ。秋沢代表の「働き方に制限を設けず、選択できる未来を作りたい」という願いは、リモートワークで現実化しつつあるのでしょう。

オンラインアシスタントやバーチャル秘書などサービスによって名称はさまざまですが、バックオフィス業務をリモートワークにアウトソースする動きは今後ますます活発化していきます。ワーカーとして関わるならば、自分の理想の働き方をしっかり考え、相性のよい会社を見つける努力も必要なのではないでしょうか。

 

この記事の著者:曽田照子(Teruko Soda)

ライター。広告プロダクションでコピーライター経験後、1992年よりフリー。書籍、広告、WEB、フリーペーパー、情報誌など、多彩な媒体に執筆。得意分野は子育てと生活、女性の生き方。著書「ママが必ず知っておきたい!子どもに言ってはいけない55の言葉」メイツ出版、「『お母さんの愛情不足が原因』と言われたとき読む本」中経の文庫、「お母さんガミガミ言わないで!子どもが勉強のやる気を失う言葉66」学研パブリッシングなど。

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