11人~100人

CASTER BIZ assistantで創出するモチベーション3.0——業務アウトソーシング活用によるティール型組織設計

Priv Tech株式会社 代表取締役、ジェネラルマネージャー
中道 大輔様、角田 翔様

CASTER BIZ assistantで創出するモチベーション3.0——業務アウトソーシング活用によるティール型組織設計

Priv Tech株式会社 代表取締役、ジェネラルマネージャー
中道 大輔様、角田 翔様

ユーザーファースト、プライバシーファーストなインターネット社会を再構築すべく、プライバシーテック分野をリードする、Priv Tech株式会社。同社では、パーソナルデータ利用の同意取得・管理を簡単に行えるプラットフォーム「Trust 360 (トラスト360)」を提供しています。

今回は、代表取締役の中道 大輔様、ジェネラルマネージャーの角田 翔様にお話を伺いました。

ティール型組織構築のため、創業わずか3ヶ月でCASTER BIZ assistantを導入

—まずは、CASTER BIZ assistant導入の背景から教えてください。

中道 大輔様(以下、中道様):CASTER BIZ assistantについては、サービスができた当初から知っていましたし、注目していたサービスでした。

ですから、僕の中には「リモートアシスタント=CASTER BIZ assistant」という確立したイメージがありましたし、それは角田も同じだったので、会社を設立して早々に「リモートアシスタントが必要だ」という話になった時には、他の選択肢は頭になく、CASTER BIZ assistant一択でした。

でも早々に導入しすぎて、最初の1ヶ月は契約の30時間分も依頼する業務が用意できずに、時間を余らせちゃいましたけどね(笑)

—そうだったのですね。依頼する仕事がない段階からCASTER BIZ assistantを利用開始したのは、何か理由があってのことですか?

中道様:はい、もちろん理由があります。僕たちが目指す組織形態やカルチャーを実現するためには、組織がまだ出来上がらない段階から、それに至るための考え方や仕事の仕方を浸透させておくべきだと思っていたからです。ですから、創業して3ヶ月後からCASTER BIZ assistantを利用し始めました。

目指しているのは、ティール型の組織です。

スピード感を持って現場で判断する、主体的に動き自走する、ボトムアップでフラットな組織という理想象があります。それを実現するには、ダニエル・ピンクが提唱するモチベーション3.0の状態が必要です。給料やインセンティブに対してではなく、内なるモチベーションによって働ける状態にしたいと考えています。

内なるモチベーション、つまりやる気が引き出せている時というのは、やはり自分の好きなことや、やりたいことに向かえる時だと思います。

そうなると、会社と個人の方向性が合致しているという前提はありますが、事業推進に直接的インパクトのある業務と役割のみを社内メンバーが担い、それ以外はアウトソーシングすることで、僕が目指す組織に近づけていけるのではないかと考えていました。

角田 翔様(以下、角田様):ティール型組織には、プロジェクト単位で動くという特徴もあります。

プロジェクト単位でチーム編成が変わっていくので、そうなると、プロジェクトによって違う業務や役割がその都度発生するようになります。

そういう場合にも、CASTER BIZ assistantならリソースや特定の業務内容に縛られることなく、好きなタイミングで必要な業務をお願いできるので、ティール型という組織の形態にもすごく相性がいいと思っています。

▲中道様

時に人事、時に経理、時に総務。CASTER BIZ assistantだからできる、足りない役割の補い方

—CASTER BIZ assistantを活用するかしないかも、個々人の判断に任せているのでしょうか。

中道様:そうですね。社内では、「その業務、リモートアシスタントさんにできるかどうか相談してみたら?」「CASTER BIZ assistantにお願いするのがいいんじゃない?」という会話を日常的にしています。

雇用形態も柔軟で固執していないので、インターンでも、メンバー全員がCASTER BIZ assistantを個々の判断で使えるようになっています。

角田様:事業推進に直接的インパクトのある業務と役割をまっとうすることをカルチャーとして徹底しているので、むしろ、そうでない業務をやっていたら、中道に怒られますね(笑)そういう日常的なコミュニケーションや判断からも、カルチャーが作られていると思います。

業務と役割は適材適所だと思っているので、僕たちに足りない部分をCASTER BIZ assistantに補ってもらっているイメージです。

—創業間もなく導入いただいたので、CASTER BIZ assistant導入による社内の変化は見えにくいかもしれませんが、導入してよかったと思う点があれば教えてください。

角田様:まずは、幅広い業務をまとめて依頼できることです。

時に人事、時に経理、時に総務のように、必要な時に必要な役割をお願いできるのは、業務が流動的なスタートアップには非常にありがたい存在です。

僕らの組織には、各領域のプロフェッショナルしかいません。先ほど、初月は契約の30時間を消化できなかったという話をしましたが、時間を消化できなかったとしても、メンバーが業務を行うよりCASTER BIZ assistantへ依頼する方がコストメリットがあるのは明白でした。

業務内容やアウトプットの質的にも、コスト的にも、CASTER BIZ assistantはメリットしかありません。

中道様:あとは、フロントを担ってくださるリモートアシスタントさんが本当に素晴らしい方で、安心して信頼して仕事依頼ができるのも、僕らがCASTER BIZ assistantを手放せない理由のひとつです。

圧倒的にレスポンスが早いですし、単なる作業ではなく、より良くしようとする提案姿勢で仕事をしてくれます。加えて、会社の雰囲気や意図を汲んだコミュニケーションをしてくれるので、ストレスが全くないんです。

最初は、「この業務は、CASTER BIZ assistantには向いていなかったかな?」と感じるアウトプットもあったのですが、業務フィットのためのPDCAが早くて、どんどんパフォーマンスが向上していきます。

ルーティーン業務を苦手とする人や、事業を最前線でスケールさせるべき人が業務するより、各領域で経験豊富なCASTER BIZ assistantにお願いした方が、明らかに質が高いです。

おかげで僕は、パワーポイント資料作成から解放されました。

角田様:CASTER BIZ assistantのパフォーマンスが高いおかげで、全員が自分の業務と役割に集中できていますね。業務に集中できることへの副次的効果は、実は、単なるCASTER BIZ assistantの利用料金だけでは測れないものがあると思っています。

たとえば、経費精算を30分間やるとした場合も、その裏では通常業務やメンバーとのコミュニケーションと並行しながら片手間にやらざるを得ないことも多く、その際にかかる負荷は、単に30分という時間分だけではないはずです。

ただでさえ限られた人数で進めなければいけないのに、やるべき業務が無数にあると、その都度スイッチを入れ替えるのは精神的負荷が大きい。そういう点から考えると、精神的にも非常に助けられていると思います。

▲角田様

自分が出すべきバリューは何か。「仕事してる気」を今すぐなくせ

—ティール型組織以外にも、CASTER BIZ assistantをおすすめできる組織やチームはありますか?

中道様:もちろんあります。まず、スタートアップやベンチャー企業は絶対に導入した方がいいですね。特に、従業員数50人規模くらいまではCASTER BIZ assistantの活躍の幅がかなりあると思います。

角田様:僕もそう思います。経理は経理、人事は人事と専任を雇うのが通常だと思いますが、小さい規模の会社の場合、専任を雇うほどまとまった業務がないんですよ。数人のスタートアップには、絶対に無理です。

今月は経理0.3人分、総務0.2人分というように、その都度必要な業務を、必要なタイミングで依頼できるCASTER BIZ assistantは、間違いなく費用対効果が高いですね。それは断言できます。

中道様:スタートアップなど小規模組織には相性抜群ですが、生産性向上という側面から話をすれば、大手企業も例外ではありません。いち営業マンでも、アウトソーシングできる業務を数多く抱えているはずです。
エクセルを使って定型的なレポートを毎月作っているだろうし、時間を確保してはパワーポイントを作成しているだろうし、作業的な仕事をしている人がたくさんいると思います。でもそれは、その時間で「仕事している気」になっているだけなんです。目の前の業務にとらわれずに、自分の役割をしっかりと鑑みて、「自分が出すべき本当のバリューは何か」と考え直すべきだと思ってますよ。

—今後、CASTER BIZ assistantをどう会社の発展に活かしていく予定ですか?

中道様:今後は、依頼する業務量が増えることが予想されるので、契約時間の追加を検討しています。

現在は30時間という契約の中で、消化しきれなかった時間を翌月に繰り越したりまとめて消化したり、その時々のニーズに応じて柔軟に対応してもらっていますが、この先はメンバーを増やしいていく予定なので、30時間では足らなくなるはずです。

メンバー増加に比例する形で必然的に依頼したい業務も増えていくはずなので、さらにサポートいただきたいと思っています。

業務内容としては、英語の翻訳対応もしてもらいたいですね。

弊社は開発拠点を海外に持っていますし、ベンチマーク企業がアメリカやヨーロッパ圏の海外企業ということもあって、リサーチや情報収集は英語が中心です。そのような事業推進にインパクトのある部分も、どんどんお手伝いいただけたらと思っています。

そうなると、中には高度なリサーチも発生してきますから、できれば近い将来、リモートアシスタントさんを固定できるエグゼクティブプランにアップグレードしたいと思っています。固定のリモートアシスタントさんとご一緒させてもらえたら、さらに心強いですからね。

今後も、事業や会社の成長に合わせて、必要なタイミングで必要な役割をCASTER BIZ assistantに担ってもらいながら、プライバシーファーストなインターネット社会の実現に向かって邁進していきたいと思っています。