海外リサーチとは?おすすめの依頼先11社を紹介
事業を海外に展開したいと考えたときに、対象となる国や地域についてのリサーチは欠かせません。
しかし、海外リサーチには膨大な時間とコストがかかるうえに、言語の壁などの問題もあるため、自社のみで調査するのは難しいものです。
そこで本記事では、海外リサーチの概要を解説したのちに、おすすめの依頼先を11社紹介します。
ビジネスの成長のために、海外リサーチを依頼できる優良企業を知りたい方は参考にしてください。
海外リサーチとは
海外リサーチとは、その名の通り、海外の国や地域について行う市場調査のことです。
主に海外進出を考える企業が用いており、具体的にはさまざまな調査方法があります。
日本国内での調査と比べてハードルが高いと考えられがちですが、海外モニターを豊富に抱えるリサーチ会社に依頼すれば、スムーズに行えます。
関連記事:リサーチ代行サービスとは?依頼できる内容やおすすめの業者について
海外リサーチの目的
企業が海外リサーチを実施する目的としては、次のようなものが考えられます。
【海外リサーチの目的】
- 現地のユーザーニーズの高い商品・サービスを開発したい
- 自社の既存商品・サービスを訴求力のあるかたちで売りたい
- 市場の動向を知りたい
- 海外企業について知りたい
- コストを抑えたい
- 海外に支社を置きたい
- 海外で起業したい
一つずつ解説するので、自社に照らし合わせて具体的なイメージを掴んでください。
①現地のユーザーニーズの高い商品・サービスを開発したい
現地のユーザーニーズを探るために、海外リサーチを活用する企業もあります。
たとえば、今後開発する新商品や新サービスを海外で展開しようと考えたときに、対象とする国や地域のユーザーニーズを知っておくことは不可欠です。
現地での最新のトレンドを押さえて、求められる要素を盛り込むことで、ニーズを満たす新商品が生まれる期待が高まります。
②自社の既存商品・サービスを訴求力のあるかたちで売りたい
既存の商品やサービスを海外市場に展開させる際は、現地の文化やユーザーの嗜好に合わせた、効果的なマーケティングを考案しなければなりません。
商品の広告やキャンペーンの見せ方は、対象ごとに工夫することが重要です。
海外リサーチの結果から、ターゲットとする国や地域でどのように自社の商品を訴求すべきか、ヒントを掴めるはずです。
③市場の動向を知りたい
海外市場における業界のトレンドや競合の動向を把握することは、戦略的な優位性を保つことにつながります。
特に自社の商品やサービスが海外の発祥である場合、同業他社の事業展開や最新のイノベーションを知ることで、海外市場で成功する可能性を高められます。
海外リサーチを使ってトレンドを理解したうえで、競合と差別化できるプランを練りましょう。
④海外企業について知りたい
成功している海外企業のビジネスモデルを学ぶことは、自社の成長に直結します。
競争力を強化するためには、海外の人気企業がどのように市場を攻略しているのかをリサーチし、その知見を自社の戦略に応用することが求められます。
また、海外市場に展開する際だけではなく、反対に海外で流行の商品やサービスを日本市場に導入するときの参考にもなるはずです。
⑤コストを抑えたい
コスト削減を目的に、海外進出を検討する企業も少なくありません。
生産コストを抑えることで、製品の価格競争力を高め、利益を最大化できます。
そのためには、労働力や材料の調達にかかるコストが低い国や地域をリサーチする必要があります。
海外進出によるコストの削減は、グローバル市場での競争優位性を確保するための重要な戦略の一つです。
⑥海外に支社を置きたい
自社商品の需要が海外で高まっている場合、現地に支社を設立することを考えるのは自然な流れです。
たとえば、自社商品が国内の販売店やECサイトを通じて海外の方に売れているのだとしたら、商機が訪れている可能性があります。
進出にあたっては、現地の市場規模や競合の状況、ユーザーの購買力などを細かくリサーチしておきたいところです。
綿密な下調べを行い、効果的な進出計画を立案することで、現地での成功につながります。
⑦海外で起業したい
「旅行で訪れたことがある」など、なんらかの思い入れがあって、海外で起業したいと考える方もいらっしゃることでしょう。
特定の国や地域での起業を検討する場合、現地のビジネス環境や法規制、文化的背景を十分に理解することが重要です。
海外リサーチを通じて、現地のニーズや競合の状況を把握してこそ、成功するための戦略の構築につながります。
ビジネス展開に伴うリスクを最小限に抑えつつ、起業の準備を進めましょう。
海外リサーチの方法
海外リサーチには多くの方法があります。
【海外リサーチの方法】
- Webアンケート
- 街頭調査
- グループインタビュー
- 電話調査
- デスクリサーチ
- ヒアリング
それぞれ実施の難易度やそれに伴う費用が異なるため、自社に合った方法を選択してください。
Webアンケート
Webアンケートは、もっとも手軽に実施できる調査方法の一つです。
現地に足を運ぶことなく、インターネット越しに対象企業やユーザーにアンケートを回答してもらえます。
スマートフォンやパソコンがあれば手軽に回答できるため、訪問や郵送でのアンケートと比べて、短期間かつ圧倒的低コストで調査することが可能です。
街頭調査
現地の街頭で対象者を選別し、その場でアンケートやインタビューを行う方法もあります。
Webアンケートとは異なり、生の声を聞けるのがメリットです。
ただし、対象者の時間を拘束してしまうため、質問量が多かったり、その場ですぐに答えにくかったりする設問は、ふさわしくありません。
電話調査
電話調査は対象となる企業やユーザーに対し、電話を通じて意見や感想を募る方法です。
電話がつながればすぐに回答を得られるため、比較的短時間で調査が終了します。
近年の国際電話料金の値下げによって、費用を抑えて実施できるようになりました。
街頭調査と同様に、対象者を時間的に拘束してしまうところが難点です。
グループインタビュー
グループインタビューは、複数の対象者を集めて、意見や情報を収集する方法です。
個別でのインタビューに比べて、他者の意見をもとに別の意見を出しやすくなるなど、対象者同士の相互作用が期待できます。
進行としては、こちらが質問する形式や、テーマを決めてディスカッションを行う形式といった、さまざまなパターンがあります。
対象者の選定やテーマの設定、会場の確保など、事前の準備が必要です。
デスクリサーチ
デスクリサーチとは、アンケートやインタビューを実施せずに、インターネットや書籍などで、文献や過去の調査結果をリサーチする方法です。
実際に海外に赴いて行う調査と比較し、時間もコストも抑えられます。
しかし、インターネットを利用する場合は、膨大な情報のなかから正しい内容を探し出さなければならず、高いネットスキルが求められます。
専門家へのヒアリング
対象の国や地域に詳しい専門家にヒアリングを行うのも、有力な調査方法です。
専門家を選定する際は、WebサイトやSNS、現地のPR会社を通じて行うのが効果的です。
日本に住んでいる対象国の出身者や、現地で生活している日本人からも価値のある情報が得られるかもしれません。
このようなヒアリングの対象者を選定するコストを考えると、アウトソーシングサービスやリサーチ会社に外注するのも一つの手です。
海外リサーチのメリット
ここで改めて、海外リサーチのメリットをおさらいしておきましょう。
主なメリットは、次の2点です。
【海外リサーチのメリット】
- 国内では入手できない情報が手に入る
- 競合の情報を得られる
一つずつ、詳しく解説します。
メリット①国内では入手できない情報が手に入る
海外リサーチを実施すれば、国内にいては接触困難な生の情報を得ることができます。
対象となる国や地域のトレンド、ニーズなど、リサーチしなければわからない内容が豊富に入手できるでしょう。
いきなり海外に進出するのではなく、事前にリサーチしておくことでイメージとのギャップも縮まり、適切な戦略を展開できます。
メリット②競合の情報を得られる
現地の状況にくわえて、競合の情報を得られる点も海外リサーチのメリットです。
ビジネスを展開する以上、進出を計画する現地にどのような競合がいるのかは、確実に押さえたい情報です。
海外リサーチによって得られた情報は、商品やサービスの優位性を確立するのに役立つほか、将来競合との提携が必要になった際にも貴重なデータとなるでしょう。
自社での海外リサーチが難しい理由
ここまでで見ていただいた通り、海外リサーチを実施すれば、企業は多くのメリットを享受できます。
しかし、自社が単独で海外リサーチのすべての工程をこなすのは、決して簡単ではありません。
【自社での海外リサーチが難しい理由】
- 言語の問題があるため
- 渡航費や滞在費がかかるため
- 生活習慣や文化に違いがあるため
- 時間と手間がかかるため
なぜ自社での海外リサーチが難しいとされるのか、その理由を知っておきましょう。
言語の問題があるため
自社で海外リサーチを行う懸念点として、最初に考えられるのは言語の問題です。
対象国の人とやり取りするには、現地で使われている一般的な言語スキルにくわえて、アンケートで使われがちなスラングなども理解する、高い能力が求められます。
デスクリサーチで海外のサイトを閲覧するにしても、その国特有の事情がわからなければ、情報をどう評価してよいかわかりません。
その国に精通した人材がいれば問題ありませんが、そうであったとしても一定の時間やコストはかかります。
渡航費や滞在費がかかるため
現地に赴いて調査する場合は、付随して発生する渡航費や滞在費も自社でまかなわなければなりません。
現地で使われている言語のスキルが不足していれば、通訳者を雇わなければならず、さらにコストがかさんでしまいます。
その点リサーチ会社によっては、海外の会社と連携していたり、現地に拠点をもっていたりすることがあり、費用を抑えられる可能性があります。
生活習慣や文化に違いがあるため
対象となる国の生活習慣や文化は、当然日本とは異なっているでしょう。
たとえば、日本で一般的な調査方法であるWebアンケートは、インターネットを使える環境で有効な手段ですが、それがどの国にも当てはまるわけではありません。
国によっては、インターネットの利用率が低いことや、Webアンケートになじみがないことも考えられます。
海外リサーチを行う際は、それぞれの国に合わせた調査方法を選ぶ必要があるわけです。
時間と手間がかかるため
調査方法によって差はありますが、いずれにしても海外リサーチには、一定の時間と手間がかかります。
もっとも簡単に行えるデスクリサーチでさえ、内容によっては何時間もインターネット検索を続け、情報を報告書にまとめる必要があります。
現地の企業やユーザーにアンケートを実施するとしたら、設問の準備や対象者選定の根回しも行わなければなりません。
すべての工程を自社でまかなおうとすれば、コア業務に割ける時間が減少し、生産性の低下を招くリスクも考えられます。
海外リサーチにオンラインアウトソーシングがおすすめの理由
海外リサーチには、自社で行う以外にオンラインアウトソーシングサービスを利用する方法があります。
オンラインアウトソーシングサービスとは、インターネットを通じて企業の業務をサポートしてくれるサービスのことです。
海外リサーチに対応しているサービスもあるため、海外への進出を考える多くの企業にとって、頼もしいパートナーとなるはずです。
【海外リサーチにオンラインアウトソーシングがおすすめの理由】
- 専門業者よりもコストを抑えられるため
- リサーチ結果を翻訳してもらえるため
オンラインアウトソーシングをおすすめする具体的な理由は、次の通りです。
専門業者よりもコストを抑えられるため
オンラインアウトソーシングを利用する最大の利点は、海外リサーチの専門業者と比較して、コストを格段に抑えられるところです。
専門業者に依頼する場合、1つの地域に対するリサーチに300,000~500,000円ほどかかることも珍しくありません。
海外リサーチの段階でプロジェクトの詳細が固まっていなければ、決して安い金額とは言えないはずです。
一方でオンラインアウトソーシングであれば、月額数万円程度のリーズナブルな価格で依頼できるため、手軽に利用できます。
リサーチ結果を翻訳してもらえるため
オンラインアウトソーシングサービスによっては、翻訳業務にも対応してもらえます。
海外リサーチの結果を日本語でまとめてもらえるなら、データ収集のみならず、資料作成の時間をグッと短縮することができるでしょう。
翻訳が可能な言語はサービスによって異なりますが、英語や中国語はもちろん、マイナーな言語に対応している会社もあります。
アウトソーシングを依頼する際は、対象となる国や地域で使われている言語を把握しておき、翻訳してもらえるかどうかを確認しておきましょう。
海外リサーチを依頼できる業者11選
ここからは、海外リサーチをする際におすすめの依頼先を11社紹介します。
詳細な対応エリアや料金プランは非公開であることが多いので、気になる会社があったら、問い合わせてみましょう。
①CASTER BIZ assistant
CASTER BIZ assistantは、1/100もの採用倍率を通過した優秀なメンバーが業務をサポートする、リモートアシスタントサービスです。
2024年10月時点で累計5,000社以上の利用実績を誇るサービスです。
時間のかかるルーティン業務から、経理・人事・営業といった専門領域まで、幅広い業務に対応しています。
海外リサーチはもちろん、資料の制作や翻訳など、付随する業務をすべて任せられます。
月に利用できるのは30時間までですが、自社のニーズに応じて時間の追加やカスタマイズが可能です。
ホームページに記載がない業務でも柔軟に対応できるため、まずはお気軽にご相談ください。
CASTER BIZ assistantの概要
対応エリア | ・要問い合わせ |
料金プラン | ・6ヶ月プラン:145,200円(税込)~
・12ヶ月プラン:132,000円(税込)~ |
運営会社 | 株式会社キャスター |
②HELP YOU
HELP YOUは、オンラインでアシスタントが業務を代行し、企業の人手不足を解消するサービスです。
さまざまなスキルをもったメンバーが約500名在籍しているため、幅広い業務を依頼することが可能です。
特にデータ入力や資料作成などのバックオフィス業務を得意としており、海外リサーチにも対応しています。
アシスタントはチーム制なので、欠員があったときも業務が滞る心配がありません。
固定の専属アシスタントを希望の場合は、“1名専属プラン”を選ぶこともできます。
HELP YOUの概要
対応エリア | ・要問い合わせ |
料金プラン | ・月額100,000円(税込)~ |
運営会社 | 株式会社ニット |
③GMOリサーチ&AI株式会社
GMOリサーチ&AI株式会社は、インターネット事業で有名な“GMOグループ”のリサーチ会社です。
業界最大級のパネルネットワークと技術力を背景に、アジアを中心とする海外リサーチを得意としています。
日本を含む16の国と地域で、6,000万人以上のアンケートモニターで構成される“ASIA Cloud Panel”による信頼性の高い調査を実施します。
ほかにもオンラインでの市場調査やインタビュー、アンケートを使ったプロモーションなど、要望や課題に合わせて、安価でスピーディーなサービスを受けることが可能です。
GMOリサーチ&AI株式会社の概要
対応エリア | ・世界130ヶ国以上 |
料金プラン | ・要問い合わせ |
運営会社 | GMOリサーチ&AI株式会社 |
④株式会社LIFE PEPPER
海外リサーチの専門業者に依頼したい場合は、株式会社LIFE PEPPERがおすすめです。
社員の70%が外国籍および海外滞在歴10年以上なので、現地の文化背景や言語を理解したうえで調査を実施できます。
また、自前で抱える世界1億5千万人以上の外国人モニターと、20万人以上の日本好き外国人に調査協力を求められる点が強みです。
自社の商品やサービスのペルソナに合致する外国人を対象に調査を行い、必要な情報を素早く収集します。
海外マーケティングを担当したのは累計1,000社以上と、実績も十分です。
株式会社LIFE PEPPERの概要
対応エリア | ・全世界 |
料金プラン | ・要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社LIFE PEPPER |
⑤Cint
Cintは、スウェーデンに本社を置く、国際的なネットリサーチ会社です。
130ヶ国以上の市場を対象とし、3億1,200万人以上のモニターをもつネットワークを活用し、詳細な海外リサーチが可能です。
また、Cintでは調査システムの自動化に力を入れています。
たとえばアンケートの回答数が足りない場合、AIが搭載されたシステムが代わりの回答者を捜し出し、アンケートフォームに誘導してくれます。
担当者が手動で調整しなければならない要素が抑えられているため、無駄なく効率的に情報を集められるはずです。
Cintの概要
対応エリア | ・世界130ヶ国以上 |
料金プラン | ・要問い合わせ |
運営会社 | Cint Japan株式会社 |
⑥クロス・マーケティング株式会社
クロス・マーケティング株式会社は、アメリカやイギリス、中国にインドなど、世界9ヶ国に拠点を持ち、85ヶ国以上で質の高いリサーチを提供する会社です。
特に欧米先進国やBRICs、東南アジアでの調査を得意とし、Webアンケートは最短3週間、グループインタビューは最短5週間での納品が可能です。
また、同社はセルフ型のアンケートサービス『Global QiQUMO(グローバルキクモ)』も提供しています。
1アンケート20,000円から、低価格かつスピーディーに、一般ユーザーを対象としたアンケートを実施できます。
クロス・マーケティング株式会社の概要
対応エリア | ・世界85ヶ国以上 |
料金プラン | ・要問い合わせ |
運営会社 | クロス・マーケティング株式会社 |
⑦マクロミル株式会社
マクロミル株式会社は、90以上の国と地域で1.3億人を超えるネットワークを活用した、海外市場調査を提供するリーディングカンパニーです。
複数の国での同テーマ・同時調査にも対応しており、各国の専門スタッフが現地の習慣を考慮したサポートを行います。
モニターの脳波を読み取るニューロリサーチなど、先進的な手法を採用しており、ニーズに合わせた精度の高い市場調査を実施しています。
企業のグローバル市場への参入からブランド育成まで、一気通貫で支援を受けることが可能です。
マクロミル株式会社の概要
対応エリア | ・世界90ヶ国以上 |
料金プラン | ・要問い合わせ |
運営会社 | マクロミル株式会社 |
⑧株式会社ネオマーケティング
株式会社ネオマーケティングは、世界52ヶ国で市場調査を提供する会社です。
特にアジア・オセアニア地域の13ヶ国では、強力なパネルネットワークをもつ提携会社との連携によって、コストを抑えつつ高精度なリサーチを実施しています。
専任のコンサルタントが各プロジェクトを担当し、海外リサーチの企画から分析まで一貫してサポートします。
また、インバウンド需要に対応した訪日外国人への調査も実施しており、グローバルビジネスの意思決定を支援してもらえる点が強みです。
株式会社ネオマーケティングの概要
対応エリア | ・世界52ヶ国 |
料金プラン | ・要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社ネオマーケティング |
⑨株式会社インテージ
株式会社インテージは、アジアNo.1のリサーチ会社として世界9ヶ国に自社拠点を展開し、40ヶ国以上のリサーチパートナーと提携して市場調査を提供しています。
大都市のみならず、内陸部や農村部の調査にも対応しており、メーカー・サービス・小売・金融など、さまざまな業界でのプロジェクト実績を有しているのが特徴です。
すべての拠点にいる従業員の総数は、536名にものぼります。
現地に精通したスタッフが言語や市場に関する課題を解決し、日本企業の海外展開をサポートする体制を整えています。
株式会社インテージの概要
対応エリア | ・世界40ヶ国以上 |
料金プラン | ・要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社インテージ |
⑩株式会社アスマーク
株式会社アスマークは、バイリンガルやトリリンガルのスタッフが在籍し、世界各地で高品質なリサーチを提供する会社です。
多くのモニターを抱えるパネル会社とパートナーシップを組んでいるため、調査目的や予算に合わせて、効率的な調査を実現しています。
多言語対応のアンケートシステムを活用し、費用とスケジュールの負担を最低限に抑えているのが特徴です。
また、マルチカントリー調査も実施しており、インバウンドへの対応や海外進出を考える企業のマーケティング戦略をサポートします。
株式会社アスマークの概要
対応エリア | ・全世界 |
料金プラン | ・要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社アスマーク |
⑪フェネトル・パートナーズ株式会社
フェネトル・パートナーズ株式会社は、グローバル市場への参入を目指す企業に対し、市場調査から参入戦略の提案まで、包括的なサービスを提供しています。
同社の仕事は、成長性の高い市場を特定するだけではありません。
テストマーケティングを通じて現地のユーザーやディストリビューターの“生の声”を収集し、実践的なデータをもとに企業の戦略立案を支援します。
これにより、机上の理論に留まらない、実際の市場ニーズに基づく具体的なアプローチをとれるようになります。
フェネトル・パートナーズ株式会社の概要
対応エリア | ・世界70ヶ国以上 |
料金プラン | ・マクロ調査(グローバル):220,000円(税込)~
・マクロ調査(ローカル):1ヶ国110,000円(税込)~ ・市場調査(ローカル):1ヶ国220,000円(税込)~ |
運営会社 | フェネトル・パートナーズ株式会社 |
海外リサーチの依頼先を選ぶ際のポイント
海外リサーチの依頼先を選ぶ際は、いくつかの項目に注目してみましょう。
【海外リサーチの依頼先を選ぶ際のポイント】
- 対応している国や地域
- 調査費用
- 調査実績
これらのポイントを押さえておけば、自社に適した依頼先を選べるはずです。
ポイント①対応している国や地域
海外リサーチの依頼先を選ぶ際、最初に確認すべきなのは、対応可能な国や地域です。
多くの国や地域でビジネスを展開したいのであれば、多くのエリアに対応している企業に依頼するのがよいでしょう。
自社が調べたいエリアがカバーされていなければ、リサーチ自体が成立しません。
法規制が厳しい国や治安が不安定な地域では、現地での調査が困難な場合があります。
依頼先がどの地域でのリサーチなら実施可能か、将来的なリスクも踏まえて確かめておくことが重要です。
ポイント②調査費用
調査にかかる費用もまた、必ずチェックしておきたい項目の一つです。
海外リサーチにおける費用は、国内での調査に比べて高額になります。
そのため、調査費用の見積もりを事前に確認し、自社の予算に見合った依頼先を選ぶことが大切です。
もちろん、単に費用が安いだけではなく、費用に見合った成果を得られなければ意味がありません。
コストパフォーマンスを最大限に引き出すために、必要な情報をリストアップし、それに応じたプランを選択しましょう。
ポイント③調査実績
海外リサーチの依頼先を選ぶ際は、過去の調査実績も重要な判断基準になります。
進出を予定する国や地域、業界に対する調査実績が豊富な依頼先であれば、より信頼性の高いデータが期待できます。
特に、現地で動くリサーチャーの経験は、調査結果の質に直結するため、具体的な実績や過去の事例を確認することは欠かせません。
以上の点を踏まえて複数社を比較検討し、自社にもっとも適した依頼先を選ぶことが海外リサーチを成功に導く鍵となります。
海外リサーチを依頼する際によくある質問
最後に、海外リサーチを依頼する際によくある質問とその答えを紹介します。
依頼時の不安を解消し、スムーズにリサーチを進める参考にしてください。
Q1.自社のニーズに合わせた独自調査をしてもらえる?
多くのリサーチ会社やアウトソーシングサービスでは、依頼主のニーズに合わせた独自の海外リサーチを実施してもらえます。
具体的な要望や、対象となる国や地域を十分にヒアリングしたうえで、予算に制約があるならその範囲内で、最適な調査方法を提案してくれるはずです。
新規に現地での調査を依頼するほかに、既存の調査データを購入する方法もあります。
事前に要望をまとめ、依頼先にしっかりと相談することが成功の鍵です。
Q2.調査結果が届くまではどのくらいかかりますか?
調査結果の納期は、依頼する内容や調査方法によって異なります。
新規でリサーチを依頼する場合は、データ収集や分析に一定の時間がかかるため、数週間から数ヶ月かかるのが一般的です。
しかし、依頼先がもつ、すでにリサーチ済みのデータを購入する場合は、決済後すぐに入手できることもあります。
納期は依頼先によっても異なるため、事前に確認し、データが必要なタイミングに合わせて依頼しましょう。
Q3.日本語でレポートを受け取ることは可能でしょうか?
ほとんどの場合、海外リサーチのレポートは、日本語で受け取ることが可能です。
ただし、納品形式は依頼先によって異なるため、事前の確認は必須となります。
基本的には英語でレポートを提供し、日本語への翻訳は有料オプションとして用意している企業も存在します。
日本語での納品を希望する場合は、あらかじめその旨を伝え、翻訳対応が可能かどうかを確認しておいてください。
海外リサーチはアウトソーシングするのがおすすめ
本記事では、海外リサーチの概要とおすすめの依頼先を紹介しました。
海外でビジネスを成功させるためには、その国や地域についての事前調査が不可欠です。
しかしながら、自社ですべての調査を行うのは、時間と手間がかかりすぎて現実的ではありません。
オンラインアウトソーシングサービスに海外リサーチを依頼すれば、専門業者と比べてコストを抑えつつ、必要な情報を得ることができます。
オンライン秘書のCASTER BIZ assistantは、優秀なスタッフが幅広い業務を代行するリモートアシスタントサービスです。
海外リサーチにも対応しているので、事業をグローバルに展開したいとお考えの企業様は、お気軽にご相談ください。