新規事業にCASTER BIZ assistantを導入すべき3つの理由
木本 俊光様
生産性向上・事業成長が実現できるビジュアルSOPマネジメントプラットフォーム「Teachme Biz」を提供する、株式会社スタディスト。同社では、累計2,000社以上の教育・研修の負担を解消してきた強みを活かし、2019年4月より世界No.1のSFAである Salesforce の活用を促進するサービス「Teachme Biz for Salesforce」の提供も行っています。
今回は、Teachme Biz for Salesforce のプロダクトマネージャーであり、事業戦略部長の木本 俊光様にお話を伺いました。
転職しても変わらず、新規事業にはCASTER BIZ assistant
—まずは、CASTER BIZ assistant導入の背景から教えてください。
現在、「Teachme Biz for Salesforce」という新規事業において、CASTER BIZ assistantを利用しています。以前の会社でもCASTER BIZ assistantを活用して新規事業を推進していた経験があり、その経験から、CASTER BIZ assistantと新規事業は相性がいいことを実感していたので、今回も迷うことなく導入を決めました。
新規事業では、突発的な作業が数多く発生します。現在は事業の専任は少数で、各部から少しずつリソースを借りて推進している状況なのですが、その体制下では、ひとりが何かの作業時間を確保するイコール、他の事業進捗がストップする状況になります。事業進捗を止めたくない一方で、多くの事務作業も無視はできません。スピード感をもって、事業全体も作業も同時並行して進められる状態をつくるため、CASTER BIZ assistantを導入をしました。
—以前の新規事業でも、現在の新規事業でもCASTER BIZ assistantを選んでいただきありがとうございます。 現在は、CASTER BIZ assistantにどのような業務を依頼していますか?
事業フェーズによって依頼内容は変動しています。最近では、セミナー参加者の企業調査や、セミナーで実施したアンケートの転記、Webサイトに掲載する導入事例のためのインタビューの文字起こしが主な依頼内容です。
CASTER BIZ assistantの導入当初は、事業の初期フェーズだったので、営業資料などのパワーポイント作成や修正を多く依頼していました。方向性が定まっていないフェーズでは、頻繁に方針が変わるので、資料のテコ入れが細かく数多く発生します。簡単な作業であっても、30分〜1時間は取られることになりますし、それを積み重ねれば、かなりの時間と労力になるので馬鹿にできません。
事業フェーズが変わり作業内容が変わっても、必要なものを必要なタイミングで依頼できる。さらには、職場が変わっても同じメンバーと仕事をするように業務を依頼できるのは、とてもありがたいです。
新規事業とCASTER BIZ assistantの相性がいい。導入すべき3つの理由
—先ほど、「新規事業とCASTER BIZ assistantは相性がいい」とお話しいただきましたが、具体的にはどのような点でしょうか?
まず一つは、新規事業における業務内容と業務量の変化に対応できる点です。
新規事業の初期段階の場合、仮説検証を繰り返しながら、成功パターンを模索していきます。その過程においては、当然ながら業務内容は非定型で突発的なものが多くなり、一度きりという作業も少なくありません。業務内容が変われば、業務量も変わるので、どちらも変動し続けるのが常です。
そうなると、作業をお願いしたい側としては、内容もボリュームも見えない中で、アルバイトなど固定人員を置きづらくなります。
例えば、アルバイトを雇うことで「せっかく来てもらったから、何か仕事を依頼しなければ…」なんて悩みが出てきてしまったら、それは不健全で本質的な悩みではありませんからね。
そうではなく、必要な時に必要な業務を必要な分だけ依頼するというように、変化に柔軟に対応できれば、多くの無駄を減らすことができます。
二つめは、幅広い業務スキルです。
本来、新規事業を進めるとき、業務を遂行する人のスキルによって事業方針が左右しない状態が理想です。これまでにやったことがないことをやるのが新規事業ですからね。
少なくとも、「この仕事はやったことがないので、できません」なんて反応はできるだけ避けたいところです。
とはいえ自分はスーパーマンでもないですし、既存事業からその都度スキルがある人の手を借りれるかというと、それも簡単にはできません。ある意味、既存事業と同じように進めるべきものではないので、既存事業の影響を受けすぎることがあってもいけないと思っています。
スキル幅が広く、外部でのナレッジを持つCASTER BIZ assistantに依頼すれば、リソースが少ない状況でも作業スキルの多寡によって事業が大きく左右されるリスクを極力抑えられるはずです。
最後の三つ目は、やはり事業スピードへのインパクトですよね。
例えば、CASTER BIZ assistantを20時間使った場合、1日7時間勤務で換算してみると、単純に3営業日分の事業進捗があるのと同じなんですよね。スピード感が大事な新規事業にとっては、数営業日のインパクトは非常に大きいと感じています。
これらが、新規事業とCASTER BIZ assistantは相性がいいと考える理由であり、僕が新規事業においてCASTER BIZ assistantを選び続けている理由ですね。
また、これら3つの理由を前職の経験とともに社内に伝えることで、CASTER BIZ導入を快諾してもらえました。
事業フェーズとともに、CASTER BIZ assistantの使い方も変化する
—新規事業を進めるにあたって、木本さんが心がけていることや大事にしている考え方があれば教えてください。
「事業を創る人の大研究」という本によると、新規事業を創出する上での一番の課題は「新規性のあるアイデアが生まれないこと」ではなく、「社内の理解や協力が得られなかったこと」だそうです。
ですから、CASTER BIZ assistantという外部の力を活用させてもらって確保できた時間を、社内連携にも使うようにしています。
現在の事業では、専任が少人数という体制で、CASTER BIZ assistantだけではまかなえないことも、もちろん出てきます。そんな時にはやはり、一緒になって未知なる道を歩んでくれる協力者、よき理解者が必要です。
そのためには、まず自分が他の部署やそのメンバーたちについての理解を深めることが大事だと思っています。既存事業があってこその新規事業なので、「新規事業はこうやって進めるので、みんなわかってね。協力してね。」という一方的に理解を押し付けるようなスタンスだと、逆に心が離れてしまいますよね。むしろ「新規事業側がどう協働すれば既存事業のメリットにもなるか?」と考えるようにしています。
普段の事業での関連が薄くても、他の部署の人をランチに誘って話すなどして相互理解の機会を作るよう努めているつもりです。そういうときの会話を通じて、新規事業のより良い位置付けに気づけることも多いんですよね。社内理解の重要性の話をすると「新規事業担当は理解されなくて辛い」と思われてしまうかもしれませんが、むしろ逆です。「いち早く会社の新しい可能性に気づいて走り出せることは、新規事業担当だからこその強みだ」とポジティブに捉えています。誰でもすぐに理解できることだったら、既に誰かがやってるはずですよね。
—お話の冒頭で、事業フェーズによって依頼内容は変動しているとおっしゃっていましたが、今後はどのようにCASTER BIZ assistantを活用していく予定ですか?
新規事業が立ち上がってから、そろそろ1年になります。
仮説検証フェーズを経て、誰とどのように進めていくべきか、何をすべきかが明確になってきました。今後は、その決めた方向に向かって、やるべきことの数をこなしていくフェーズに入っていきます。
そうすると、CASTER BIZ assistantに依頼する業務は、各施策実施の前準備や後処理の作業が増えていくのではないかと想定しています。
その他にも、提携パートナー様との取り組みが増えてくれば、彼らとのコミュニケーションに入ってもらったり、パートナー様のアシスタント業務をお願いしたりすることもあるでしょうし、商談が増えてくれば日程調整をお願いすることもあるはずです。
事業フェーズに合わせて業務内容や量を自由に変えられるのがCASTER BIZ assistantの良いところなので、これからも一緒に新規事業の推進力として活躍いただきたいと思っています。