公開日 2024.09.03更新日 2024.11.13

文字起こしを依頼する費用相場やおすすめの依頼先を紹介

会議やインタビュー内容の文字起こしに手間取った経験はありませんか?
音声データからテキストファイルへの移行は、専門業者に依頼することができます。
外注する場合、費用はいくらかかるのか、どのような依頼方法があるのかを事前に知っておきたいところです。

 

そこで今回は、見積もり方法別の費用相場や、おすすめの依頼先をお伝えします。
「文字起こしの負担を減らしたい」とお考えのご担当者様は、ぜひ最後までご覧ください。

【見積もり方法別】文字起こしの費用相場

以下の表に、文字起こしを外部に依頼する場合の費用相場を、見積もり方法ごとにまとめました。
なお、録音時間と文字数のいずれを採用するのかは、依頼先によって異なります。

依頼内容 費用相場
録音時間 200~300円/分
文字数 1円/字

これにくわえて、急ぎの納品を依頼する場合や、音声データをそのまま書き起こすのではなく、語尾や倒置などを修正した整文での納品を希望する場合には、追加料金が発生します。
また、音声を一字一句正確に起こす“逐語起こし”も、通常の費用より料金が高めに設定されていることがほとんどです。

文字起こしにおすすめの依頼先5選

文字起こしを外注するのにおすすめの依頼先を、5つピックアップしました。

 

【文字起こしにおすすめの依頼先5選】

  • CASTER BIZ assistant|幅広い範囲の業務を依頼したい方向け
  • クラウディア|料金を抑えて外注したい方向け
  • 東京反訳|信頼・実績を重視したい方向け
  • テープリライト|高いクオリティを求める方向け
  • Notta|画期的なサービスを活用したい方向け

それぞれの特徴をご紹介します。

CASTER BIZ assistant|幅広い範囲の業務を依頼したい方向け

オンライン秘書のCASTER BIZ assistantは、2024年10月時点で累計5,000社以上の利用実績を誇るサービスです。

『CASTER BIZ Assistant』では、文字起こしに付随する業務も依頼することができるアウトソーシングサービスです。
契約期間内であれば、文字起こしや記事の執筆だけではなく、事務・秘書などのバックオフィス業務から、経理・人事・採用などの専門領域まで、幅広い業務を外注できます。

 

対応可能時間は24時間365日と、業務を委託したあとでも、自社のニーズに沿って委託する業務を追加したり、依頼する業務をカスタマイズしたりすることが可能です。

 

継続的な依頼でも、窓口のリモートアシスタントに「前回と同じようにお願いします」と伝えれば、依頼するたびにトーンやマナーを説明する必要もありません。
さらに、依頼した内容だけではなく、改善提案もしてもらえるため、客観的な意見をもとに、自社で作成するよりも、完成度の高い文章を納品してもらうことが可能です。

 

依頼したい業務範囲が広い場合は特に、安心して任せられる充実したサービス内容といえます。

クラウディア|料金を抑えて外注したい方向け

「とにかく安く文字起こしを依頼したい!」という場合には、クラウドソーシングサービスを提供する『クラウディア』がおすすめです。

 

クラウディアには、多数の個人ワーカーが所属しているため、法人に文字起こしを依頼するよりも、費用を抑えることが可能です。
公開募集やスキル販売機能を利用するほか、プロフィールから委託したい個人ワーカーを選ぶといった方法もあります。

 

自社の案件を公開募集する方法では、応募者のなかからプロフィールや実績を比較検討し、目的に沿った個人ワーカーを選択できます。
一方、スキルやプロフィールから個人ワーカーに依頼する方法では、個人ワーカー側から、見積もりや仕事内容に関する提案があるので、相談して発注する流れです。

 

クラウディアでは、本人確認や仮払い制度など、トラブルの発生を未然に防ぐ対策が取られているため、安心して個人ワーカーに依頼できる環境が整っています。

東京反訳|信頼・実績を重視したい方向け

『東京反訳』は、信頼度と豊富な実績をもつ文字起こし業者です。

 

省庁や医療機関をはじめとする、信用度の高い取引先を含めた取引実績は200,000件以上を誇ります。
機密データを取り扱っている機関から信頼を得られている理由は、なんといってもセキュリティ対策の手厚さです。

 

東京反訳に所属している業界最大規模の700名のワーカーたちは、全員がNDA(秘密保持契約)を交わしています。

 

さらに、機密情報を扱う案件においては、情報セキュリティレベルを高めた専用区画で作業する“セキュリティルームプラン”が用意されています。
この専用区画では、ID認証による入退室システムや、監視カメラの設置、インターネット非接続環境が完備されており、セキュリティ対策としては十分です。
また、社外に出せないデータが含まれる案件の場合は、“出張作業プラン”の利用も可能です。

 

万全なセキュリティ対策を求めるのであれば、東京反訳を利用しない手はありません。

テープリライト|高いクオリティを求める方向け

高品質な文字起こしをお求めであれば、『テープリライト』の利用をご検討ください。

 

半世紀以上、文字起こしサービスを提供しつづけてきた老舗テープリライトでは、一つの案件に対して、ライターと校閲者が2名体制で対応します。
経験を重ねてきたライターと校閲者の連携によって、常に最新情報を追う必要がある医療系をはじめとする、あらゆる専門分野の文字起こしが可能です。

 

また、大人数の会議録音でも発言を正確に聞き分けるだけではなく、多くの経験によって培われたノウハウを用いて“生きた素材”に変身させます。
「会話内容はカットせず、書き原稿のような原稿を作成してほしい」「長時間の座談会から不要な雑談をカットしてほしい」など、用途に合わせて柔軟に要望を叶えてもらえます。

 

なお、原稿の精度を上げるための出張録音サービスもあり、状況に合わせて機材を選出し、録音から文字起こしまで依頼できるのも魅力的なポイントです。

Notta|画期的なサービスを活用したい方向け

『Notta』は、導入企業数4,000社以上、ユーザー数は企業や分野を問わず5,000,000人以上の文字起こしツールです。
魅力は、なんといっても高精度の音声認識とAI要約機能で、1時間の音声データをたったの5分で、文字起こし・要約することができます。

 

利点は、正確さとスピードだけではありません。
2か国語を同時翻訳することが可能なため、同時通訳者を雇用するよりも費用対効果を実感できるでしょう。

 

また、文字起こしの結果は、42言語に翻訳可能で、国際会議や研修のサポートにもなります。
さらに、専門用語や頻繁に使用する会社名・人名を“カスタム辞書”に登録して、文字起こしの精度を向上させることも可能です。

 

公式ホームページでは、文字起こししたいデータの所要時間を入力することで、節約できる時間や、サービスを利用することで抑えられる費用をシミュレーションできます。
文字起こしの依頼をご検討されている方は、活用されてみてはいかがでしょうか。

 

関連記事:バックオフィス代行とは?依頼できる業務の種類や費用相場を解説

文字起こしを依頼する際の3つのポイント

文字起こしを依頼する際は、以下の3つのポイントをもとに依頼先を検討しましょう。

 

【文字起こしを依頼する際の3つのポイント】

  • 文字起こしを依頼する目的を再認識する
  • 専門性・セキュリティが高い業者を選定する
  • 複数の業者から相見積もりをとる

それでは、各項目の詳細をお伝えします。

ポイント①文字起こしを依頼する目的を再認識する

文字起こしを外部に依頼するうえで、まずお伝えしたいポイントは、目的を再認識することです。

 

文字起こしの用途を改めて確認することで、どの委託先を選べばよいのか明確になります。たとえば、膨大なデータ量を短納期で納品してもらいたいなら、個人ワーカーではなく、チーム体制で文字起こしができる法人に外注する必要があります。
また、音声データ内に専門用語が多用されているものの、低価格で依頼したい場合には、専門知識のある個人ワーカーに委託するのも一案です。

 

このように、自社に適した依頼先を見つけるためには、文字起こしを依頼する目的を再度確認することが大切です。

ポイント②専門性・セキュリティが高い業者を選定する

専門性やセキュリティの高さも、文字起こしを依頼する企業を選ぶ際にチェックするポイントです。

 

専門分野には、特有の用語や概念があるため、専門知識がない状態で正確に文字起こしするのは容易ではありません。
また、委託先のセキュリティ対策が万全ではないと、万が一データが外部に流出した際に、自社だけではなく、顧客情報が漏洩するリスクも考えられます。

 

文字起こしの精度を上げる、かつ情報が漏洩するのを防ぐためにも、依頼する前に専門性とセキュリティ対策を入念に確認しましょう。
より高度な専門性・セキュリティを求めるのであれば、法人に委託することをおすすめします。

 

法人では、一つの専門分野に留まらず、法律や医療など、多様な領域に長けたワーカーを採用していることがほとんどです。
セキュリティ面においても、セキュリティルームを完備していたり、自社に赴いて作業できる体制を整えていたりします。

 

各目的に合わせて、その都度個人ワーカーを探して依頼するのは工数がかかりますので、効率的に、専門性・セキュリティが高い企業を見つける方法を選定しましょう。

<ポイント③複数の業者から相見積もりをとる

相見積もりをとることも、自社に適した文字起こしの依頼先を見つけるうえでは重要です。

 

複数社を比較検討すれば、料金の相場や、各社の強み・弱みなどがわかるようになります。
最近では、各社の公式ホームページ上で、音声ファイルの長さや納期、用途を入力するだけで、見積もりを簡単に知ることができます。

 

予算や期待する納品物のイメージをよく検討したうえで、複数の外注先にまとめて見積もりを依頼してみましょう。

文字起こしを外部に依頼するメリット

文字起こしを外部に依頼することで、次のようなメリットを得られます。

 

【文字起こしを外部に依頼するメリット】

  • 時間を節約でき本業に集中できる
  • 高品質な文章を納品してくれる

それぞれ詳しくお伝えします。

メリット①時間を節約でき本業に集中できる

外部に文字起こしを依頼することで、自社の社員が本業にあてられる時間を捻出できます。

 

10分程度の音声データでも、不慣れな社員が文字に起こせば、1時間以上かかる場合もあります。
文字起こしに膨大な時間がかかってしまうと、社員が判断しなければならない業務に注力する労力も失われるかもしれません。

 

経験豊富な専門業者に依頼すれば、空いた時間で企画やマネジメントなど、社員にしかできないコア業務に専念することが可能です。

メリット②高品質な文章を納品してくれる

高品質な文章に仕上げられるのも、外部に文字起こしを依頼するメリットの一つです。

 

文字起こしのプロは、単に音声データを文字に起こすだけではなく、場面ごとに求められる文章を考慮して作成することが可能です。
会議の議事録であれば、無駄な部分は省いて、要点を押さえた整文で文字を起こします。
著名人との対談の様子を記事にする場合には、口語表現をそのまま書いて素起こししたり、文末に“笑”を入れることで和んだ会話の様子を表現したりと工夫してもらえるでしょう。

 

このように、外部の専門業者に文字起こしを依頼すると、目的に合った文章を納品してもらえます。

文字起こしを依頼するデメリット

文字起こしの依頼にはさまざまなメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。

 

【文字起こしを依頼するデメリット】

  • 依頼先によって納品物のクオリティに差がある
  • セキュリティ面の懸念がある

具体的に見ていきましょう。

デメリット①依頼先によって納品物のクオリティに差がある

依頼先によって完成度が分かれてしまう点は、外部に文字起こしを頼むデメリットといえます。

 

自社の音声データをどのように文字起こししてくれるのかは、実際のところ、納品してもらうまでわからないのが実情です。
また、料金が高いからといって、必ずしも質の高い原稿を仕上げてくれるという保証はありません。
特に個人ワーカーに依頼する場合には、相手の実力次第で文字起こしの品質が大きく左右され、技量を図り切れないため、品質に違いが出てしまう場合があります。

 

サービス内容にくわえて、どのような工程で作業しているのか、希望をどこまで聞いてもらえるのかを確認しましょう。
また、どのジャンルの依頼でも、適した人材を選んでもらえるサービスの活用や、複数人でチェックする体制を整えている業者を選ぶのも一つの手です。

デメリット②セキュリティ面の懸念がある

音源データを第三者にわたす必要があるため、情報漏洩が起きないとは言い切れない点も、文字起こしを依頼するデメリットとして挙げられます。

 

機密データが含まれる文字起こしを依頼するときは、情報管理体制の整った法人に外注しなければ、機密情報が漏洩するリスクが大きくなります。
機密データだけは、自社内で文字を起こしたり、事前に依頼先と守秘義務契約を結んだりするなど、対策を講じておくことが大切です。

費用相場や目的を照らし合わせて、自社にあった文字起こしサービスを見つけよう

今回は、文字起こしを外部の業者に依頼したときの費用相場と、おすすめの依頼先5選をお伝えしました。

 

文字起こしの費用相場は、音声データ1分あたり200~300円程度、または1文字あたり1円程度です。
外部に出せないデータが含まれる案件を自社に赴いて作業する、または2か国語を同時翻訳できるAI機能を使用するなど、文字起こしを依頼できる企業の特徴は実に多様です。

 

オンライン秘書のCASTER BIZ assistantでは、文字起こしから記事の執筆、人事や営業などの専門領域まで幅広い業務の依頼を承っております。
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