公開日 2024.08.27 更新日 2024.09.10

商品登録を外注するメリットは?おすすめの業者も紹介

商品登録は、ECサイトの運営において欠かせない業務の一つです。
とはいえ取り扱う商品の数が多いと、それだけ時間と手間がかかります。
「商品登録が負担になってコア業務に手が回らない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?

 

そこで本記事では、ECサイトの商品登録を外注するメリットや、おすすめの代行業者を紹介します。
ECサイトの規模を拡大し、売上を伸ばしたいとお考えの企業様は、ぜひ最後までご覧ください。

商品登録とは?

商品登録とは、ECサイトに掲載するさまざまなデータを入力する作業のことです。
入力するデータの例としては、以下のようなものが挙げられます。

 

商品登録で入力するデータの例

  • 商品名
  • 販売価格
  • 商品の説明文
  • 商品の画像
  • 在庫の情報
  • カラーバリエーション

ECサイトで利益を上げるには、魅力的な説明文の作成や、適切なSEO対策が必要です。
取り扱う商品の数が少ないうちは社内で対応できるかもしれませんが、事業が拡大していくとリソースが足りなくなってくるでしょう。

 

詳しくは後述しますが、商品登録を外注することでさまざまなメリットを享受できるため、入力業務に追われている方は代行業者に依頼してみてください。

商品登録を外注する際の支払い方式の違い

商品登録を外注する際の支払い方式には、“従量制”と“固定制”の2種類があります。

 

従量制は、依頼内容ごとに稼働時間を調整し、工数に応じた報酬を支払う仕組みです。
必要なときだけ依頼できることから、短期的な大型案件や、繁忙期で手が回らない業務を外注するのに向いています。
従量制の業務の流れは、以下の通りです。

従量制の業務の流れ

    1. テスト作業
    2. 見積もりを提出
    3. 注文書を受領
    4. 納品
    5. 生産

対して固定制は、毎月一定額の報酬を支払って外注するというものです。
契約した時間内であれば常にリソースを確保でき、慣れてくれば半自動的に商品登録を行ってくれるのが魅力です。
固定制の場合、以下の流れで業務が進んでいきます。

 

固定制の業務の流れ

  1. マニュアル作成
  2. テスト作業
  3. 契約日の決定
  4. 契約を締結
  5. 業務の開始

ルーティンワークや、中・長期的に行う業務を外注したい方に向いています。

 

代行業者によってどちらの方式を採用しているかは異なるため、金額やプランの内容とあわせて事前に確認しておきましょう。

商品登録を外注するメリット

商品登録を外注することで、多くのメリットが得られます。

【商品登録を外注するメリット】

  • 人手不足の解消につながる
  • コア業務に割ける時間が増える
  • 質の高い商品紹介ページを作れる

ここからは、上記3つのメリットについて解説していきますので、課題の解決につながるものがないか考えながらご覧ください。

メリット①人手不足の解消につながる

人手不足を解消できることは、商品登録を外注するメリットの一つです。

 

商品登録は一度情報を入力すれば終わりではなく、細かい修正や面倒な登録作業を継続的に行う必要があります。
そのため少人数で複数のECサイトを管理していたり、多くの商品を取り扱っていたりすると、リソースが足りずサイトの運営に支障が出てしまうのです。
商品登録を外注すればプロの力をすぐに借りられるため、この問題を簡単に解決できます。

 

繁忙期のみ従量制で契約すれば、人手が欲しいタイミングでのみ、少額で即戦力を確保することも可能です。

メリット②コア業務に割ける時間が増える

商品登録を外注すれば、コア業務に割ける時間が増えます。

 

前述の通り、商品登録は負担の大きい業務です。
さらに事業を拡大しようとすれば、単純な登録業務のほかに、採用や教育などにもリソースを割く必要があります。
ただし商品登録自体は売上に直結しないノンコア業務であり、ここに多くのリソースを割いていては、利益を伸ばすことができません。

 

マーケティング戦略の考案や、商品開発といったコア業務に時間を割くためにも、商品登録を外注するのは非常に有効な手段といえるでしょう。

 

また経理や人事といった業務も外注することで、全体の効率化につながるかもしれません。
商品登録に限らず、ノンコア業務をプロに外注してみてはいかがでしょうか。

メリット③質が高い商品紹介のページを作れる

商品登録を外注するメリットとして、より高品質な紹介ページを作れることが挙げられます。

 

ECサイトで自社の商品を魅力的に見せるためには、質の高い紹介ページの作成が不可欠です。
文章を書く力はもちろん、SEO対策や画像の加工など専門的な知識が必要になるため、安定してクオリティの高いページを作るのは難しいものです。

 

その点、外注業者は豊富な経験と知識を有しています。
自社に商品登録のノウハウがなくても、競合他社に見劣りしないECサイトを作れます。
さらに外注業者は複数人でチームを組む場合が多く、常に誰かがサポートできる体制が整っているので、従業員の休暇や欠員で業務に穴を空ける心配もありません。

商品登録を外注するデメリット

前項では商品登録を外注することで享受できるメリットを解説しましたが、同時に以下のようなデメリットも存在します。

【商品登録を外注するデメリット】

  • 外注費用がかかる
  • 社内にノウハウが蓄積されない

 

それぞれ詳しく解説しますので、参考にしてください。

デメリット①外注の費用がかかる

商品登録を外注するには、当然ながら費用がかかります。
そのため目的と予算を明確にし、コストパフォーマンスに優れた業者を選ぶことが重要です。

 

ただし、金額が安いという理由だけで決めるのは避けたいところです。
“格安”を売りにしている業者は、求めるクオリティのサービスを提供してくれない場合があります。
商品登録を外注し、コア業務に集中することで、想像以上の費用対効果を得られる可能性もあるため、金額だけでなく総合的に判断しましょう。

デメリット②社内にノウハウが蓄積されない

社内にノウハウが蓄積されないことも、デメリットの一つです。
商品登録をすべて外注した場合、従業員が見て学ぶことはできますが、実践的なノウハウは身につきません。
購買データの分析やSEO対策は、実践のなかで覚えていく部分も多く、自社にノウハウがなければ今後も外注に頼りきりになってしまうおそれがあります。

 

そのため「いずれは内製化していきたい」とお考えであれば、商品登録の一部だけ自社で行うなどの工夫が必要です。
代行業者によっては商品登録のマニュアルを共有してくれる場合もあるため、そういったサービスの活用も検討しましょう。

商品登録を外注できるおすすめの代行業者5選

ここでは数ある商品登録の代行業者から、厳選した5つを紹介します。
対応可能なECサイトや、料金のプランについても記載していますので、自社の需要に合った業者を探してみてください。

CASTER BIZ assistant

CASTER BIZ assistantは、1/100の厳しい採用倍率を通過した優秀なスタッフが、商品登録を含めたさまざまな業務を代行します。
24時間365日、オンライン上での対応が可能で、企業様の働き方に合わせた柔軟なサポートが強みです。
下記の表にない、依頼内容や期間に応じた専用のプランをご提案することもでき、必要以上の費用が発生する心配もありません。

 

またホームページには、大企業から従業員数が10人以下の企業まで多数の導入実績を掲載しているため、依頼後のイメージがつきやすいのもうれしいところです。
業務の外注が初めてで不安に感じている方も、まずは一度お気軽にお問い合わせください。

CASTER BIZ assistantの概要

対応可能なECサイト ・要問い合わせ
料金プラン ・6ヶ月プラン:145,200円(税込)~

・12ヶ月プラン:132,000円(税込)~

商品登録ドットコム by RIKU support

商品登録ドットコム by RIKU supportは、名称の通り商品登録に特化したサービスです。

 

RIKU support株式会社が提供するこのサービスには、2007年から培ってきた豊富な経験とノウハウが反映されています。
500点を超えるような大量の注文にも迅速に対応し、低価格でクオリティの高いサービスを提供できるのはそのおかげです。
また従量制の支払い方式を採用しており、大小さまざまな規模の業務に対して無駄のないサポートをしてくれます。

 

一つのデータを複数のECサイトへ同時に登録することもできるため、取り扱う商品が多い企業様におすすめです。

 

商品登録ドットコム by RIKU supportの概要

対応可能なECサイト ・自社サイトを含むすべてのサイト
料金プラン ・基本料金A:1商品500円(税込)~

・基本料金B:1商品100円(税込)~

NE

NEは、豊富なシステム運用の経験をもつNEXT ENGINE株式会社が提供する、商品登録のサービスです。

 

NEの魅力はなんといっても、商品の情報を複数のECサイトにおいて一括で反映できる点です。
通常、仕様の異なるECサイトに同じ商品を出品する場合、各サイトでの登録作業が必要で、かなりの時間と労力がかかります。
それがNEのシステムを使えば、一括で複数のECサイトへ情報が反映されるため、面倒なCSV作業やサイトごとの設定が不要になります。

 

くわえて将来的に内製化を目指している企業へのサポートも手厚く、作業のマニュアル作成やページの改善に向けたフィードバックも依頼が可能です。

NEの概要

対応可能なECサイト ・Amazon

・楽天市場

・Yahoo!ショッピング

・Qoo10

・au PAY マーケット

料金プラン ・要問い合わせ

HELP YOU

HELP YOUは、株式会社ニットが運営するアウトソーシングサービスです。

 

HELP YOUの最大の特徴といえば、“チームプラン”と“1名専属プラン”が用意されていることです。
チームプランとは、企業の窓口であるディレクターが依頼に沿ったスキルをもつアシスタントを集め、チームでサポートするプランのことです。
対して1名専属プランでは、単独のアシスタントが一貫してすべての業務を行います。

 

それぞれのプランにメリット・デメリットがあり、業務の対応範囲も異なるため、自社の課題を解決するのに最適な方法を選んでください。
もしもどちらのプランが適しているかわからない場合には、そこから相談してみるのもよいでしょう。

HELP YOUの概要

対応可能なECサイト ・要問い合わせ
料金プラン ・100,000円(税込)~

アートトレーディング株式会社

1996年に創業したアートトレーディング株式会社は、ECに関するすべての業務を支援するプロの集団です。

 

アートトレーディング株式会社の一番の強みは、単純な商品登録以外にフルフィルメント業務も行っていることです。
フルフィルメント業務とは、商品の管理や検品、受発注や発送といった、商品をユーザーに届けるのに必要な作業全般のことです。
自社で行うのが面倒なこの作業を外注することによって、企業がコア業務に注力できます。

 

また、徹底したサービスでエンドユーザーを“ファン化”させることを重要視しており、商品が売れつづける土台を作り上げます。

アートトレーディング株式会社の概要

対応可能なECサイト ・自社サイト

・Amazon

・楽天市場

・Yahoo!ショッピング

料金プラン ・1,000,000円(税込)~

商品登録を外注する業者を選ぶポイント

商品登録を外注する際は、以下4つのポイントに注目して業者を選びましょう。

【選ぶポイント】

  • 自社が出店するECサイトに対応しているか
  • 商品登録以外の業務も対応してもらえるか
  • セールなどのタイミングでも対応しているか
  • 商品登録後のサポートも行っているか

一つずつ、確認していきます。

ポイント①自社が出店するECサイトに対応しているか

依頼する前にまず、自社が使用するECサイトに対応している業者か確かめてください。

 

ECサイトにはさまざまな種類があり、それぞれ商品登録の方法や細かい仕様が異なります。
もしも外注先と契約したあとに対応範囲の相違が発覚した場合、業者の変更が必要になり、大変な手間がかかります。
二度手間を防ぐために、最初にその業者の対応範囲を確認しておきましょう。

 

また、現在は予定がなくても「将来的に販路を増やしていきたい」とお考えの企業様は、あらかじめ対応範囲の広い業者を選んでみてはいかがでしょうか。
越境ECの利用なども視野に入れている場合は、外国語での商品登録の可否も、選ぶ基準の一つになるかもしれません。

ポイント②商品登録以外の業務も対応してもらえるか

商品登録以外の作業も外注したい場合は、ほかの業務にも対応してもらえるか調べておくと安心です。

 

一般的にノンコア業務とよばれるものは、社外の人間が対応しても問題ありません。
むしろ外注することでコア業務の効率を上げられるので、外注を依頼する企業は近年増加傾向にあります。

 

代行業者のなかには、ルーティン作業から専門性の高い業務まで幅広く対応してくれるところも存在しています。
商品登録以外の業務も追加で依頼したくなったときに便利なため、初めからそういったほかの作業にも対応してくれる業者を選んでおくのがおすすめです。

ポイント③セールなどのタイミングでも対応しているか

セールやキャンペーンなど特別なタイミングでも対応しているかは、業者選びにおいて重要なポイントです。

 

ECサイトは、セールやキャンペーンのタイミングでアクセス数が増加し、それに伴って売上も伸びる傾向にあります。
数あるECサイトのなかでも、特にAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングでは頻繁にセールが展開されています。
そのタイミングで適切な価格調整や在庫の管理ができるかどうかで、最終的な利益に大きな差が生まれるでしょう。

 

せっかくの商機を逃さないためにも、繁忙期に柔軟な対応が期待できる業者を選びたいところです。

ポイント④商品登録後のサポートも行っているか

業者選びのポイントの一つに、アフターサポートの有無が挙げられます。

 

商品登録では、購買のデータを分析して次の戦略を立て、商品が売れるための土台を作り上げることが大切です。
そのため外注する際は、商品登録をして終わりではなく、その後のサポートが充実している業者を選んでみてはいかがでしょうか。
外注先からアフターサポートやフィードバックを受けることで、信頼関係を築けて、業務の改善にも取り組みやすくなります。

商品登録の外注によって、人手不足を解消し業務を効率化できる

今回は、商品登録を外注するメリットとおすすめの代行業者を紹介しました。

 

商品登録は、多くのリソースと専門的な知識が必要とされる難しい業務です。
これを外注することで人手不足が解消され、コア業務に専念できる環境が整います。

 

また外注先を決める際には、業務の範囲や導入実績を参考にしつつ、大きな費用対効果が見込める業者を探すのがポイントです。
総合的に判断し、自社にぴったりなサービスを選びましょう。

 

オンライン秘書のCASTER BIZ assistantは、優秀なスタッフが幅広い業務を代行するリモートアシスタントサービスです。
商品登録はもちろん、ノンコア業務を外注して生産性を向上させたい企業様は、お気軽にご相談ください。