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日本人は、やらなくていいことをやりすぎている——副業年収5倍を実現したCASTER BIZ assistantの使い方

株式会社圓窓 代表取締役
澤 円様

日本人は、やらなくていいことをやりすぎている——副業年収5倍を実現したCASTER BIZ assistantの使い方

株式会社圓窓 代表取締役
澤 円様

外資系大手IT企業の業務執行役員を務めるかたわら、個人として、プレゼンテーション講習やピープルマネジメント手法の講演、メンタリング、オンラインサロンの運営など様々な活動をされている、株式会社圓窓 代表取締役の澤 円様。テレビやラジオにも多数出演し、複数のWeb媒体で連載を持ち、音声メディアVoicyの「澤円の深夜の福音ラジオ」は不動の人気チャンネルです。

企業に属しながら個人でも活動する「複業(副業)」のロールモデルとして多方面で活躍されている澤様に、お話を伺いました。

ビジネスパーソンたる者、秘書なんて…と思い込んでいた

—音声メディア「Voicy」でCASTER BIZ assistantのことを何度もご紹介くださってありがとうございます!まずは、CASTER BIZ assistant導入の背景から教えてください。

僕とCASTER BIZ assistantの最初の接点は、キャスター代表を務める中川さんとの出会いでした。何度かお会いする機会があり、サービスについても知っていたのですが、なぜか「自分が使う」という発想にならならなかったんですよ。

というのも、僕は会社員としては業務執行役員という立場で仕事をしていますが、その役職であっても専属秘書がいるわけではありません。だから、まだ自分は秘書をつけるような立場ではないし、ビジネスパーソンたるもの、自分のスキルセットを本来武器にすべきで、「秘書が欲しいなんて思っちゃいけない」とどこかで思い込んでいたんです。ですから、それまで誰かの手を借りることもありましたが、基本的には自分でやれることはやってきました。

でも、これが大いなる間違いだったということに、大失敗をして気がつきました。

—どんな大失敗をされたのですか?

フライト手配を3回連続して間違えるという大失敗を起こしたんです。

ある時は、羽田・博多便を間違えて逆方向のフライトを手配して、ある時は、サンフランシスコからの帰国便フライト日程を間違って手配して、ある時は、シンガポール行きのフライト日程を取り間違えてシンガポールに行けず、そこにあとから合流する予定だった妻に一人旅をさせる羽目になり…(笑)

もうそんな自分に嫌気がさして、Twitterで「またやってしまった…」とつぶやいたところ、中川さんから「澤さん、いい加減うちのサービス使ってください」とコメントをもらったんです。それでやっと「あ、いいサービスがあるじゃん!僕が使うべきサービスだ!」と気がつきました。それですぐに契約をして利用を始めたのが、ちょうど一年ほど前です。
自分がやらないことを決める大切さを、自身のたくさんの失敗を通して、ようやく理解しました。そんな時に、それをすぐに効率的に実現できる方法として、リモートアシスタントさんにお願いする選択肢をいただけたんです。大失敗が、自分が本当にすべきことを見直し、CASTER BIZ assistantを使い始めるいいきっかけになりましたね。

「自分にしかできないこと」にフォーカスした結果、複業年収は5倍に

—現在、CASTER BIZ assistantにはどのような業務を依頼していますか?

依頼業務は、大きく分けて3つです。

一つ目は、ホームページからの問い合わせの確認・返信を中心とした、一次対応です。ホームページをリニューアルしたことで、流入が大幅に増加したこともあり、自分一人では対応しきれません。ファーストコンタクトはすべてリモートアシスタントさんにお願いしています。

二つ目が、スケジュールの調整と管理です。一次対応を経て仕事依頼をいただいたあとは、スケジュール調整が必要になるので、その調整と管理もしてもらっています。

ホームページだけでなく、僕個人のFacebookやTwitter経由の連絡もあるので、スケジュール調整が必要になった時はURLを共有して、スケジュール調整からはリモートアシスタントさんに入ってもらうことで、出来るだけ抜け漏れがないようにしています。

加えて、僕の場合は会社員としてのスケジュール管理も必要です。色々と試行錯誤した結果、会社のスケジュールを機密情報を抜いた形でエクスポートして、リモートアシスタントさんに送付し、会社と個人のスケジュールを同時に管理できるようにしてもらっています。

そして、とても助かっているのが、三つ目のリマインド業務です。僕は信じられないほどもの忘れが激しいので、そのフォローをお願いしています。

CASTER BIZ assistant導入当初は、Slackだけでリモートアシスタントさんとコミュニケーションと管理をしていたのですが、それでは情報と処理件数が増加する一方で、業務がスタックしてしまうことがありました。今はbacklogというツールも導入して、プロジェクト管理的にすべてを管理をしてもらっていますが、それでも僕は抜け漏れが発生するんです(苦笑)

そんな時にリマインドしてもらって、僕のダメなところを全部カバーしてくださっているので、本当に有り難いです。

—CASTER BIZ assistantの導入前後で、何か変化はありましたか?

変化は、はっきりと数字に現れていて、複業年収は昨対比で5倍です。

この数字は、「自分が価値を出せるところにしか、自分の労力を使わない」ことを徹底した結果でもあります。

例えば僕の場合、会社には出社義務がありません。そのため、会社に出社するかしないかは、「自分がその場所にいることで価値がうまれるか、うまれないか」で判断しています。

今はチャットやオンライン通話で問題なく通常業務ができますから、会社に行く時は、お客様にお会いする時や、会社のメンバーと会ってオフラインでしかできないコミュニケーションをとりたい時です。

CASTER BIZ assistantも同じく、自分にしかできないことで価値をうむために、苦手なことはすべてお願いするという考えで利用しています。

本当は、苦手なことを誰かにお願いするのは悪いことではないのに、それが実に難しい。なぜなら、日本社会が苦手なことやできないことがあることに対しての許容範囲が狭いからです。

日本人は、苦手分野は克服すべしという教育を受けるので、これさえ出来ればいいという考えにならず、全体を底上げしようとします。でもそうすると、苦手なところに時間を取られるので、せっかく尖っているいい部分を鈍らせてしまうことになる。それは結局、自分の価値を下げていることと同じです。

だから、自分のダメな部分を認めて理解して、苦手な部分はとことん頼るというスタンスが一番いいと思っています。

僕はこの考え方を徹底することで、仕事を効率よく回せるようになり、自分の有効時間が増え、仕事を断らないでよくなった。それが、昨対比5倍という結果に繋がっているんですね。

目に見えるもので判断せず、投資対効果を考える

—5倍は本当にすごい数字ですが、澤さん、それは働きすぎじゃないですか?という疑問も…(笑)

それが、まったくそんなことないんですよ。

働きすぎている感覚はなく、実態としても睡眠時間は以前より増えていますから、稼働時間が増えたことで年収が増えているわけでは決してありません。これまでいかに時間を有効活用できていなかったか、自分でも驚かされます。

もう一つ重要な考え方の話をすると、何でも時給換算して考えるサラリーマン的思考や、あるものを減らさない節約的思考はやめたほうがいいですね。何に対しても、いかに投資対効果を得られるかで考えたほうがいいと僕は思っています。

なぜなら、簡単に換算はできないけれど、めちゃくちゃ価値が高いことってあるんですよね。その一つの例が、睡眠時間です。

睡眠時間が1時間増えることって、お金に換算はできないけれど、すごく価値の高いことじゃないですか。気分もいいし、仕事は捗るし、体調も良くなる。僕は今CASTER BIZ assistantのおかげで事務仕事をする必要がないので、慣れない事務処理に取られていた時間を睡眠に回すことができています。また、自分が本当にやりたいことに取り組める時間を増やすというのも、非常に価値が高いことのひとつですよね。

もちろん目に見える金銭的価値も大事な観点ですが、そういう目に見えない価値もきちんと換算しなきゃいけない。CASTER BIZ assistantにかかる金額だけにフォーカスしてしまうと、出費が増えた感覚になりますが、その他に得られている価値を加味すると、僕にとってCASTER BIZ assistantへの対投資効果は非常に高いわけです。

この投資対効果の説明でわかりやすいのが、飛行機のファーストクラスの話です。

僕は国内線のフライトで、可能な限りファーストクラスの1A席を手配するんですが、この席は通常より8,000円高いんですね。一見そこだけを切り取ると、お金を払ってステータスが欲しいの?なんて思われるかもしれませんが、そうではなく、8,000円の投資で得られるその他の価値がたくさんあるから選んでいるんです。

例えば、ファーストクラスなら、荷物を預けるためにカウンターに並ぶ必要はないし、通常とは別の保安検査場を利用してスムーズに通り抜けられるし、ラウンジを利用して快適に食事も仕事もできる。そして、一番最初に搭乗できるし、座席は広くて快適だし、機内でも美味しい食事がとれるし、マイルも多くたまるし…と、とにかくたくさんの副次的恩恵があるので、コストパフォーマンスが非常に高いんです。

これがもしエコノミー席を利用していたら、カウンターで並び、保安検査場で並び、搭乗でも並び、混んでいるロビーで待ち、お腹が空いたらレストランやカフェを探し、仕事場所確保も考えなきゃいけない。そして、席が悪くて疲れてマッサージに行くことになったら…どうでしょう?

8,000円を節約した事に価値を見出す人もいますし、それを全面的に否定はしませんが、その節約的思考は、実は自分の敵になり得るんですよ。一時的な節約によって得られることは、あるものを減らさないことだけですが、投資というのは、別の場所で別の何かを増やすことがきる。この投資対効果効果をいかに高めるかという発想は、非常に重要だと思いますね。

個人でも企業でも「新しい何か」には必ずCASTER BIZ assistant

—これまでCASTER BIZ assistantを利用してみて、どのような人や場面にCASTER BIZ assistantがマッチすると思いますか?澤さんの視点でアドバイスをいただきたいです。

個人であっても企業であっても、新しい何かを始める時には必ずCASTER BIZ assistantを利用したほうがいいと思いますよ。

まず個人は、複業に興味のある人や何かはじめてみようと思う人、事務処理が苦手だと思う人は、先行投資だと思って利用したほうがいいと思います。

なぜかというと、様々な企業や個人のサポート経験が豊富なリモートアシスタントさんは、たくさんの知見を持っていらっしゃるんです。業務のどこが非効率で、改善するためには何をどうすればいいかをすでにわかっているので、アドバイスをもらえたり、フォローしてもらえます。それに、リモートアシスタントさんにお願いする過程で、自分の中で情報や業務の整理もできます。

一番無駄なのは、事務作業や苦手なことに自分の力を注いでしまって、本来できるはずの価値提供ができないこと。僕の経験からすると、仕事を依頼しておきながら中途半端に首を突っ込むのもよくありません。すべてをその道のプロであるリモートアシスタントさんにお任せするのが、一番うまくいく方法です。

企業の場合は、新規事業と相性がいいと思いますね。

先に話した利点はもちろんのこと、企業の新規事業においては、人的リソースに対するメリットが非常に大きいはずです。

なぜなら、新規事業というのは正直続くか続かないかわからない不安定な場所なので、そこに必要以上に社員をあてると、ややこしいことになるんです。

例えば新規事業をやめることになった時、そこにいた人材をどうするかという問題は非常に悩ましいですよね。特に、新規事業が会社にとってメジャーではない特殊な事業だった場合、ほかの事業にはその人材を戻しにくいです。そうすると結果的にその社員は辞めてしまい、人材流出になります。人材流出だけならまだしも、ひとつの企業に染まってしまっている人は転職すらできない。だから、新規事業には固定資産的人材アサインは極力減らして、CASTER BIZ assistantのような流動資産的サービスを活用して足りないところを補填したほうが、会社にとっても社員にとっても絶対に効率がいい。新規事業には必ずCASTER BIZ assistantと言ってもいいくらいだと思いますね。

—ありがとうございます。澤さん個人としては今後、新しい何かを始める予定はありますか?

色々と新しいことを始める予定ですよ。

今の講演活動やメンタリング、執筆活動などはそのままに、別の形での世の中への価値提供をしようと思っています。

提供の形は様々ですが、何をスタートするにしても、雑多な事務作業が必ず発生してきますから、リモートアシスタントさんのサポートが引き続き必要になります。それに、過渡期というのは、どうしても気が散りがちで、取りこぼしが増えるタイミングでもありますからね。そんな時に、またサポートしてもらえるととても嬉しいですね。

—今後の澤さんの活躍が楽しみです。本日はありがとうございました!