公開日 2026.04.21更新日 2026.04.21

AIを活用したオンラインアシスタントとは?業務内容・メリット・サービス5選を紹介

AIを活用したオンラインアシスタントとは、AIツールで業務を効率化したり、人がAIを活用しながら業務を代行したりする仕組みです。

とはいえ「AIツールとの違いがわからない」「自社にはどのタイプが合うのか判断できない」と迷う方は多いでしょう。

オンラインアシスタントにAIを活用する方法は大きく2つあり、中小企業が実務で使いやすいのは、人がAIを活用しながら支援する「人×AI」型です。

本記事では、AIを活用したオンラインアシスタントの種類、任せやすい業務、導入メリットと注意点、主なサービス5選、選び方を解説します。

オンラインアシスタントにAIをどう取り入れるべきか整理したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

AIを活用したオンラインアシスタントとは?2つの種類を解説

AIを活用したオンラインアシスタントとは、AIツールを使って業務を効率化したり、人がAIを活用しながら業務を代行したりする仕組みです。

AIを活用したオンラインアシスタントには大きく2つの種類があり、違いを知ることが自社に合う選び方につながります。

本章で扱う内容は、以下のとおりです。

  • ツール・ソフトウェアとしてのAI
  • 人×AIのハイブリッド型サービス
  • 業務の外注か、作業の自動化か?自社に合う選び方

それぞれの特徴を先に押さえておくと、導入後のミスマッチを防ぎやすくなります。

ツール・ソフトウェアとしてのAI

ツール・ソフトウェアとしてのAIは、人の指示に応じて作業を実行するプログラムです。

自社の担当者がパソコンやスマートフォンで直接操作し、業務の一部を効率化する目的で使われます。

主に任せやすい作業は、以下のとおりです。

  • 文章の要約
  • 情報収集や整理
  • メール文の下書き作成
  • 社内問合せへの自動応答
  • 音声での操作や検索

代表例としては、ChatGPTやGeminiのような生成AI、SiriやAlexaなどの音声アシスタントが挙げられます。

文書作成ソフトやPDFソフトに搭載された要約機能も、ツール・ソフトウェアとしてのAIに含まれます。

特徴は、あくまで人が道具として使う点です。

業務の流れを決めるのも、出力内容を確認して仕上げるのも社内の担当者になるため、導入だけで業務をそのまま任せられるわけではありません。

人×AIのハイブリッド型サービス

人×AIのハイブリッド型サービスは、オンラインアシスタントがAIを活用しながら業務を代行するサービスです。

AIツールを自社で使う形とは異なり、業務そのものを外部に任せられる点に大きな違いがあります。

一般的な進め方は、以下のとおりです。

  1. AIが情報収集や下書き作成を行なう
  2. 人のアシスタントが内容を確認する
  3. 事実関係や表現を整えて納品する

たとえば、AIがリサーチ資料やメール文案、会議メモのたたき台を短時間で作成し、その後に人が事実確認や言い回しの調整を行ないます。

AIのスピードと人の判断を組み合わせることで、実務で使いやすい形まで仕上げやすくなります。

依頼する企業側は、AIの細かな操作を覚える必要がありません。

業務の目的や条件を伝えたうえで、資料作成や問合せ対応、スケジュール調整などをまとめて任せられるのが特長です。

業務の外注か、作業の自動化か?自社に合う選び方

どちらを選ぶべきかは、自社が解決したい課題によって変わります。

業務そのものを任せたいなら「人×AI型」、社内の一部作業を効率化したいなら「ツール型」が向いています。

主な違いを整理すると、以下のとおりです。

比較項目 人×AI型 ツール型
主な使い方 業務をまとめて依頼する 社内でツールを操作して使う
得意なこと 業務代行 作業の自動化
社内で必要な対応 依頼内容の共有や確認 操作・指示出し・確認
向いている会社 人手不足を補いたい会社 一部業務を効率化したい会社

バックオフィス業務を幅広く任せたい中小企業には、人×AI型が合います。

一方で、資料作成や文章作成の下準備を早くしたい場合は、ツール型でも十分に活用できます。

まずは「業務の外注」と「作業の自動化」のどちらを優先したいかを整理することが大切です。

ツール型AIアシスタントの代表例

ツール型AIアシスタントには、以下のような種類があります。

  • 社内問合せに使うAI(SmartHR AIアシスタント)
  • 文書の要約や読解に使うAI(Acrobat AIアシスタント)
  • 汎用生成AI・チャット型AI(ChatGPT、Gemini、AIアシスタントくん)
  • 音声アシスタント(Google、Alexa、Siri)

それぞれ得意なことが異なるため、違いを押さえておくと自社に合うツールを選びやすくなります。

社内問合せに使うAI(SmartHR AIアシスタント)

社内問合せに使うAIは、従業員からの質問対応を効率化したい場面で使われるツールです。

人事・労務に関する定型的な質問が多い会社では、バックオフィスの負担軽減につながります。

社内問合せに使うAIの代表例として、SmartHR AIアシスタントがあります。

主な特徴は、以下のとおりです。

ツール名 SmartHR AIアシスタント
主な特徴 アップロードした就業規則やマニュアルをもとに、社内問合せへ自動回答できる
できること 人事・労務に関する質問への一次対応、問合せ内容の集約、一元管理
向いている場面 年末調整、勤怠、福利厚生など、定型的な社内問合せが多い場面

たとえば、「年末調整の申請方法は?」「有給休暇のルールは?」などの質問に対して、担当者が毎回個別に返答しなくても済みます。

同じ問合せが繰り返されやすい会社ほど、活用しやすいツールです。

文書の要約や読解に使うAI(Acrobat AIアシスタント)

文書の要約や読解に使うAIは、長いPDFや資料の内容を短時間で把握したい場面に向くツールです。

契約書や報告書など、読むのに時間がかかる文書を扱う業務と相性が良いです。

文書の要約や読解に使うAIの代表例として、Acrobat AIアシスタントがあります。

主な特徴は、以下のとおりです。

ツール名 Acrobat AIアシスタント
主な特徴 PDFに質問したり、要約を生成したりできる
できること 文書要約、質問応答、重要箇所の抽出、要点整理
向いている場面 契約書、報告書、提案書など、長いPDFを短時間で確認したい場面

契約書の確認ポイントを整理したいときや、報告書の論点を先に把握したいときに役立ちます。

全文を最初から読む負担を減らしながら、必要な情報をつかみやすくなります。

汎用生成AI・チャット型AI(ChatGPT、Gemini、AIアシスタントくん)

汎用生成AI・チャット型AIは、文章作成、要約、アイデア出し、情報整理など、幅広い業務を支援するツールです。

用途が限定されにくいため、複数の業務でAIを使いたい場合に向いています。

主なツールの特徴は、以下のとおりです。

ツール名 主な特徴 できること 向いている場面
ChatGPT 対話形式で幅広い作業を支援できる 文章作成、要約、壁打ち、計画、ファイル分析など 幅広い業務でAIを使いたい場面
Gemini Googleの各種サービスと組み合わせて使いやすい 執筆、計画、ブレインストーミング、Google Docsでの文章支援など Google系サービスとあわせて使いたい場面
AIアシスタントくん 日本語で手軽に使えるAIチャットアプリ 敬語変換、ビジネスメールの下書き、要約、議事録整理、画像生成など スマートフォンで手軽にAIを使いたい場面

たとえば、ChatGPTでプレスリリースの初稿を作ったり、Geminiで企画のたたき台を整理したりできます。

AIアシスタントくんは、外出先でスマホから文章の下書きや要約を進めたい場面と相性がよいツールです。

音声アシスタント(Google、Alexa、Siri)

音声アシスタントは、声で指示を出して検索や予定登録、リマインドなどを行なうツールです。

手を使わずに操作できるため、移動中や作業中の補助として使われることが多くあります。

主なツールの特徴は、以下のとおりです。

ツール名 主な特徴 できること 向いている場面
Google Assistant ハンズフリーで日常操作を進められる リマインダー、質問、道案内、通話、端末操作など 移動中や手が離せない場面
Alexa 音声で情報取得や操作ができる リマインダー、ニュース、音楽再生、スマートホーム操作など オフィスや自宅で音声操作したい場面
Siri Apple製品と連携して使える リマインド、検索、メッセージ送信、通話、アプリ操作など iPhoneやMacを日常的に使う場面

たとえば、移動中に予定を追加したり、作業中にリマインドを設定したりする用途に向いています。

一方で、複雑な文章作成や資料整理には向かないため、補助的なツールとして使い分けるのが現実的です。

AIを活用したオンラインアシスタントで任せやすい業務内容

AIを活用したオンラインアシスタントは、定型作業だけでなく、下準備や整理業務にも活用できます。

本章では、特に任せやすい代表的な業務内容を紹介します。

  • 情報収集・リサーチ業務
  • 資料作成・文章作成の下準備
  • メール対応・問合せ対応の下書き
  • スケジュール調整・タスク整理
  • データ整理・集計・入力補助

どこまで任せるかを切り分けておくと、AIを活用したオンラインアシスタントを無理なく業務に組み込めるでしょう。

情報収集・リサーチ業務

情報収集・リサーチ業務は、AIを活用したオンラインアシスタントに任せやすい仕事のひとつです。

テーマや条件を伝えることで、必要な情報を集めて整理する作業を進めてもらえます。

特に向いているのは、次のような業務です。

  • 競合他社のサービス内容や料金の調査
  • 業界ニュースや市場動向の収集
  • 口コミやレビューの整理
  • 指定テーマに関する基礎情報の一覧化

たとえば、新商品の企画前に競合商品の特徴や価格帯を調べ、一覧表にまとめてもらう使い方があります。

担当者は集めた情報をもとに比較や判断へ進めるため、調査の初動にかかる時間を抑えられます。

資料作成・文章作成の下準備

資料作成や文章作成の下準備も、AIを活用したオンラインアシスタントと相性が良い業務です。

白紙の状態から考え始めるのではなく、たたき台がある状態から進められるためです。

任せやすい下準備には、以下のようなものがあります。

  • プレゼン資料の構成案づくり
  • ブログ記事やコラムの骨子作成
  • 会議メモや録音データの要約
  • 文章の見出し案や流れの整理

会議の録音データをもとに文字起こしと要約を行ない、議事録のドラフトまで整えてもらえます。

担当者は内容確認と微調整に集中できるため、ゼロから作る負担を減らせます。

資料作成の下準備だけでなく、作成業務そのものを外部に任せたい方は、外注サービスを比較した以下の記事も参考にしてください。

関連記事:資料作成を外注するならここ!おすすめのサービス5選

メール対応・問合せ対応の下書き

メール対応・問合せ対応の下書きも、任せやすい業務です。

毎回一から文面を考えるのではなく、目的に合った下書きを先に作ってもらうことで、対応のスピードを上げられます。

任せやすい業務の例は、以下のとおりです。

  • よくある質問への返信文案作成
  • 日程調整メールの下書き
  • お礼メールや案内メールの文面作成
  • 社内連絡メールのたたき台づくり

顧客からの定型的な問合せに対し、過去のやり取りやテンプレートをもとに返信案を作成してもらう形です。

担当者は内容を確認して必要な修正を加えるだけで良いため、日々のメール対応を進めやすくなります。

スケジュール調整・タスク整理

スケジュール調整やタスク整理も、AIを活用したオンラインアシスタントに任せやすい分野です。

複数人の予定確認や、やるべきことの整理は手間がかかる一方で、作業内容は比較的定型化しやすいためです。

具体的には、次のような業務に向いています。

  • 会議候補日の洗い出し
  • 参加者との日程調整
  • ToDoリストの作成
  • 期限順・優先順でのタスク整理

たとえば、「来週中にAさんとBさんを交えて打ち合わせしたい」と伝えると、候補日の整理や連絡文面の下書きまで進めてもらえます。

細かな調整に追われにくくなるため、本来の業務へ時間を回しやすくなるでしょう。

データ整理・集計・入力補助

データ整理・集計・入力補助も、AIを活用したオンラインアシスタントが力を発揮しやすい業務です。

ルールが決まっている反復作業は、手作業よりも効率よく進められる場面が多くあります。

任せやすい業務には、以下のようなものがあります。

  • アンケート結果の整理と集計
  • 名刺情報のデータ化
  • 売上データや顧客データの入力補助
  • 表記ゆれの修正やデータの整形

たとえば、紙のアンケートや画像データから文字情報を読み取り、表形式にまとめてもらう使い方があります。

最終確認は人が行なう前提ですが、入力作業そのものの負担を減らせるため、集計や分析に進むまでの流れがスムーズになります。

AIを活用したオンラインアシスタントを導入するメリット

AIを活用したオンラインアシスタントを導入することで、以下のメリットが得られます。

  • 業務を効率化でき、任せられる業務の幅も広がる
  • 社員が本来の仕事に集中しやすくなる
  • 下書き作成や情報整理の初動が速くなる
  • 人の確認が入るため品質を保ちやすい

導入後に何が変わるのかを具体的に押さえると、自社で活用するイメージも持ちやすくなります。

業務を効率化でき、任せられる業務の幅も広がる

AIを活用したオンラインアシスタントを導入すると、新たに人を採用しなくても、バックオフィス業務や定型業務を進める体制を整えられます。

必要な分だけ依頼できるため、固定費を増やさずに業務量へ対応できる点も魅力です。

特にメリットが大きいのは、以下の点です。

  • 採用や教育にかかる手間を抑えられる
  • 社会保険料や備品代などの固定費を増やさずに済む
  • 業務量に応じて依頼範囲を調整できる
  • 事務作業だけでなく、下準備や情報整理まで任せられる

月末や繁忙期のように一時的に業務量が増える場面では、こうした柔軟さが特に効いてきます。

月に30時間分の事務作業だけを委託するだけでも、社内の負担は軽くなるでしょう。

社員が本来の仕事に集中しやすくなる

AIを活用したオンラインアシスタントを導入すると、社員が細かな事務作業に時間を取られにくくなります。

その結果、売上につながる業務や、判断が必要な仕事へ時間を回しやすくなるのです。

営業担当であれば、見積書作成や日程調整にかけていた時間を、商談準備や提案内容の磨き込みに使えるでしょう。

管理職であれば、確認作業や進行管理に追われる時間が減ることで、意思決定やメンバー支援に集中できます。

雑務を減らすことは、単なる時短ではありません。

社内の人材を、より重要な仕事へ振り分けやすくする効果もあります。

下書き作成や情報整理の初動が速くなる

AIを活用したオンラインアシスタントの強みのひとつは、作業の立ち上がりが速いことです。

白紙の状態から考え始める場合と比べて、着手までの時間を大きく短縮できます。

市場調査を例にすると、担当者が最初から情報を探して整理するよりも、AIとアシスタントが先に基礎情報を集めたほうが、比較や分析に早く入れます。

資料作成でも同じで、構成案やたたき台がすでにある状態なら、担当者は中身の精査や表現の調整から始められます。

ゼロからイチを作る負担が軽くなることで、業務全体の進み方にも余裕が生まれるのです。

人の確認が入るため品質を保ちやすい

AIは処理が速い一方で、情報の誤りや不自然な表現が混ざることがあります。

だからこそ、人が最終確認を行なう体制が重要です。

AIだけに任せるのではなく、人のチェックを組み合わせることで、スピードと品質を両立しやすくなります。

人の確認が入ることで、主に次のようなメリットがあります。

  • 誤情報や表現の違和感を修正できる
  • 自社のルールや文体に合わせて整えられる
  • 相手や用途に応じた細かな調整ができる

AIが作成した文章の草稿も、人が見直すことで実務で使いやすい形に整います。

言い回しのズレや事実関係の誤りを補正できるため、速さだけに偏らず、安心して使える成果物に近づくでしょう。

AIを活用したオンラインアシスタントの注意点

AIを活用したオンラインアシスタントは便利ですが、導入すれば自動的にうまく回るわけではありません。

使い方や任せ方を誤ると、かえって手間が増えることもあります。

本章では、以下の注意点を解説します。

  • AIだけでは精度が安定しにくい場面がある
  • 導入前に業務整理や指示の言語化が必要
  • 情報漏えいを防ぐためのルールづくりが必要
  • 料金だけで選ぶと運用負荷が残りやすい

導入後に後悔しないためにも、メリットだけでなく注意点まで押さえておくことが大切です。

AIだけでは精度が安定しにくい場面がある

AIは幅広い業務に使えますが、どの仕事でも同じ精度で対応できるわけではありません。

専門性が高い内容や、細かな前提を踏まえる必要がある業務では、出力の精度が不安定になることがあります。

特に注意したいのは、次のような業務です。

  • 法律や医療など、専門知識が強く求められる業務
  • 社内ルールや業界特有の慣習を踏まえる必要がある業務
  • 数値や固有名詞の誤りが大きな影響を与える業務

一般的な情報整理や下書き作成には役立っても、重要な判断をそのまま任せるのは危険です。

たとえば、法務や労務に関する内容では、AIの出力をそのまま使うのではなく、最終的に人が確認する前提で運用する必要があります。

導入前に業務整理や指示の言語化が必要

AIを活用したオンラインアシスタントをうまく使うには、何を任せるのかを事前に整理しておきましょう。

業務の範囲やゴールが曖昧なままだと、AIにも人にも意図が伝わりにくくなります。

「いい感じにまとめておいて」という指示では、期待する成果物とズレる可能性が高いです。

一方で、「〇〇の売上データをもとに、△△向けの提案資料のたたき台を3案作成してほしい」と伝えれば、必要な方向性が共有しやすくなります。

導入前には、任せたい業務の流れ、必要な情報、成果物の形を言葉にしておくことが欠かせません。

最初の整理が甘いと、修正や手戻りが増え、かえって社内の負担が残りやすくなります。

情報漏えいを防ぐためのルールづくりが必要

AIを活用したオンラインアシスタントを使うときは、情報の扱い方にも注意が必要です。

顧客情報や機密情報を含む業務では、便利さだけで判断せず、社内ルールを先に整えておく必要があります。

導入前に決めておきたい内容は、以下のとおりです。

  • AIツールへ入力してよい情報の範囲
  • 顧客名や売上データなどの取り扱いルール
  • 外部サービス利用時の契約や確認項目
  • 社内での確認フローや管理方法

たとえば、「顧客名や未公開の売上情報をそのままAIへ入力しない」のようなルールを決めておくだけでもリスクは下がります。

あわせて、秘密保持契約の締結や、サービス提供側のセキュリティ体制の確認も進めておくと安心です。

料金だけで選ぶと運用負荷が残りやすい

AIを活用したオンラインアシスタントは、月額料金の安さだけで選ばないほうが安全です。

費用が低く見えても、自社で細かな指示出しや修正対応を多く担う必要があれば、結果的に負担が大きくなることがあります。

一見すると安いプランでも、運用が始まってから手間が増えるケースは少なくありません。

担当者が毎回細かく指示を出し、成果物の修正まで多く抱えるようでは、想定していたほど業務負担は減りません。

見るべきなのは、料金の安さだけではなく、どこまで伴走してくれるかです。

業務設計、進行管理、品質確認まで含めて支援してもらえるのかを確認したうえで選ぶと、導入後のミスマッチを防げます。

「人×AI」のオンラインアシスタントが中小企業に最適な3つの理由

「人×AI」のオンラインアシスタントが中小企業に最適な理由として、以下の3つが挙げられます。

  • AIと人の役割分担で精度の高い成果物を出しやすい
  • 内容確認や言い回し調整、企業ごとの表現調整は人が担える
  • 幅広いバックオフィス業務に対応しやすい

中小企業にとってなぜ相性が良いのかを押さえると、サービス選びの基準も明確になるでしょう。

AIと人の役割分担で精度の高い成果物を出しやすい

「人×AI」型が中小企業に向いている理由は、AIの速さと人の確認を組み合わせられるからです。

AIが情報収集や下書き作成を進め、人が事実確認や表現調整を行なうことで、処理速度と仕上がりの精度を両立できます。

AIだけに任せると不安が残る業務でも、人のチェックが入る前提なら、実務で使える形まで整えられます。

自社で細かく見直す手間を減らせる点も、中小企業に合う理由のひとつです。

内容確認や言い回し調整、企業ごとの表現調整は人が担える

AIは文章のたたき台づくりには向いていますが、企業ごとの言い回しや雰囲気まで自然に合わせるのは得意ではありません。

そこで人が入ることで、自社らしい表現や相手に合った伝え方に調整できます。

取引先向けには丁寧で落ち着いた文面、採用広報ではやわらかい文面というように、用途ごとの書き分けにも対応できます。

相手に違和感を与えにくいため、社外向けの文章も任せやすい分野です。

幅広いバックオフィス業務に対応しやすい

中小企業では、限られた人数で幅広いバックオフィス業務を回さなければならない場面が少なくありません。

「人×AI」型は、定型作業の処理だけでなく、業務ごとの優先順位を踏まえて対応範囲を広げられる点が強みです。

業務ごとに担当者を増やさなくても、必要な作業をまとめて外部で補えるため、社内の負担を分散しやすくなります。

特に任せやすい業務は、以下のとおりです。

  • 経理まわりの事務補助
  • 人事・総務の定型業務
  • 営業資料の下準備やデータ整理
  • Web更新や運用補助

業務量の増減にあわせて依頼範囲を調整できる点も利点です。

採用や育成に時間をかけにくい中小企業にとって、現実的に取り入れやすい形といえます。

法改正対応も含めてバックオフィス業務を見直したい方は、以下の記事も参考にしてください。

AIを活用したサービス以外も含めて、オンラインアシスタント全体を比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:【バックオフィス向け】2026年法改正対応ガイド|実務ステップとコア業務集中への解決策

AIを活用したオンラインアシスタントの主なサービス5選

ここからは、AI活用型の代表的なオンラインアシスタントサービスを5つ紹介します。

  • NEO assistant
  • ロコアシ
  • HELP YOU
  • スーパー秘書
  • フジ子さん

サービスごとの違いを比較することで、自社に合う依頼先を選びやすくなります。

NEO assistant

NEO assistantは、株式会社キャスターが提供する「人×AI」のハイブリッド業務支援サービスです。

専任AIディレクターと専門人材が連携し、AIワークフローの構築から運用、関連するオンラインアシスタント業務までまとめて支援します。

豊富な人材体制を活かし、24時間365日の業務対応が可能です。

特徴 ・専任AIディレクターと専門人材によるダブルチェック体制
・AIワークフローの構築から保守・運用まで一貫対応
・24時間365日対応、オフライン業務にも対応可能
代行業務内容 生成AI実務、秘書業務、事務業務、人事業務、経理サポート、翻訳、制作、SNS運用サポート、文字起こし、受電 など
具体例として、アポイント調整、メール対応、資料作成、議事録作成、見積書・請求書作成、データ入力・整理、求人票作成・更新、応募者対応、経理記帳、Webサイト更新などに対応
料金体系 要問合せ
料金 要問合せ
セキュリティ ISMS取得(ISO27001)、Pマーク取得、固定IP・VPN・リモートデスクトップ対応可
実績 6,000社以上の支援実績(2025年11月末時点、当社が運営する継続提供サービスにおける累計契約アカウント件数)
所在地 ・本社
東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエア ウエストタワー1・2階 LIFORK大手町 R06
・本店
宮崎県西都市鹿野田11365-1 神楽酒造内 アグリ館2階
URL https://neo-assistant.cast-er.com/

ロコアシ

ロコアシは、株式会社ロコタビが提供するAI BPO・オンライン秘書サービスです。

生成AIディレクターと熟練スタッフが連携し、秘書業務から経理、人事、生成AI実務まで幅広いバックオフィス業務を支援しています。

月4.5万円から始められ、未使用時間の繰越にも対応しています。

特徴 ・生成AIディレクターと熟練スタッフによるハイブリッド体制
・月45,000円から始められる小規模導入向けプランあり
・未使用時間を翌月以降へ繰り越せる
代行業務内容 生成AI実務、経理、秘書・総務、人事、Webサイト運用、カスタマーサポート、資料作成、データ入力・整理 など
具体例として、記帳代行、請求書発行、スケジュール管理、求人票作成、SNS投稿、問合せ対応、議事録作成、データクレンジングに対応
料金体系 固定
料金 ・スモールプラン:45,000円/月(10時間/月)
・ベーシックプラン:100,000円/月(30時間/月)
・ビジネスプラン:160,000円/月(50時間/月)
※すべて税別
※初期費用:要問合せ
セキュリティ ISMSに準拠した体制で運営
実績 要問合せ
所在地 東京都千代田区平河町2-5-3
URL https://locoassi.com/

HELP YOU

HELP YOUは、株式会社ニットが提供するオンラインアウトソーシングサービスです。

担当ディレクターが業務内容に応じてアシスタントを編成し、営業事務、秘書、経理、人事、マーケティングなど幅広い業務を支援しています。

特徴 ・担当ディレクターが最適なアシスタントを選定し、業務を設計・進行管理する
・平均5名のチームで幅広い業務を支援できる
・AI・RPAを活用した業務自動化にも対応している
代行業務内容 営業事務、秘書・総務・翻訳、経理、人事・労務・採用、マーケティング、広報、ECサイト運用、資料作成、業務自動化(AI・RPA)など
具体例として、データ入力、資料作成、スケジュール調整、記帳、請求書作成、応募者対応、SNS運用、ライティング、画像・動画制作、リサーチ、文字起こしに対応
料金体系 固定、カスタマイズ
料金 ・チームプラン:10万円/30時間、15万円/45時間
・1名専属プラン:10万円/30時間、20万円/60時間
・スポットプラン:30万円〜
契約期間はチームプラン・1名専属プランが6カ月、スポットプランは1カ月〜
※初期費用:要問合せ
セキュリティ プライバシーマーク取得
実績 要問合せ
所在地 東京都渋谷区神宮前一丁目11番11号 グリーンファンタジアビル407号室
URL https://help-you.me/

スーパー秘書

スーパー秘書は、ガイアモーレ株式会社が提供するオンライン秘書サービスです。

専属窓口のコーディネーターが依頼内容を整理し、秘書・経理・Web運用・情報発信・事務局業務まで幅広く支援しています。

月額4万円台から利用でき、業務量に応じて毎月プラン変更が可能です。

特徴 ・専属窓口のコーディネーターが担当する
・事務から専門業務まで幅広く依頼できる
・依頼内容の整理やマニュアル作成から支援する
代行業務内容 秘書、経理、Webサイト運用、情報発信、事務局業務、Zoomサポート、業務フロー構築提案など
具体的には、リサーチ、資料作成、スケジュール調整、会計ソフト入力、請求書・見積書作成、WordPress更新、アクセス解析レポート作成、ブログ記事作成、SNS投稿、参加者フォロー、アンケート回収・入力などに対応
料金体系 固定
料金 お試しプランあり
月額は税込4.4万円〜、上位プランは税込10.78万円〜
※初期費用あり
セキュリティ プライバシーポリシーを公開
実績 要問合せ
所在地 東京都千代田区富士見2-6-9 雄山閣ビル4F-A
URL https://super-hisho.jp/

フジ子さん

フジ子さんは、BPOテクノロジー株式会社が提供するオンラインアシスタントサービスです。

経理・人事・総務などのバックオフィス業務を中心に、必要な時間分だけ依頼できます。

無料トライアルがあり、月20時間からのプランを基本に、10時間単位での追加や繰越プランにも対応しています。

特徴 ・経理・人事・総務などバックオフィス業務全般を依頼できる
・月20時間プランを基本に、10時間単位の追加相談や繰越プランがある
・無料トライアルを用意している
代行業務内容 経理、人事、総務、秘書、Webサイト運用、デザイン、翻訳、ECサイト運営、出張手配、文字起こし、データ入力、リサーチなど
料金体系 固定
料金 ・トライアル:無料(1週間・2時間)
・PLAN20:59,600円(税込65,560円)
・PLAN30:88,500円(税込97,350円)
・PLAN50:130,000円(税込143,000円)
契約期間は1カ月の自動更新
※初期費用:要問合せ
セキュリティ 256bit SSL方式による通信暗号化、業務用PCへのウイルス対策ソフト導入、業務専用アカウントの管理、アクセスログの収集とモニタリングを実施
実績 要問合せ
所在地 東京都中央区銀座6-14-8
URL https://fujiko-san.com/

AIを活用したサービス以外も含めて、オンラインアシスタント全体を比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:【2026年最新版】オンラインアシスタント比較30選!料金・特徴・選び方を徹底解説

AIを活用したオンラインアシスタントの選び方

AIを活用したオンラインアシスタントを選ぶときは、料金の安さだけで判断しないことが大切です。

確認したいポイントは、以下のとおりです。

  • 対応業務の広さで選ぶ
  • AIだけでなく人の体制まで確認する
  • セキュリティ体制で選ぶ
  • 自社に合う料金体系かで選ぶ
  • スキル・経験や信頼性・評価をチェックする

比較するポイントを先に整理しておくと、導入後のミスマッチを防げます。

対応業務の広さで選ぶ

オンラインアシスタントを導入しても、任せたい業務に対応していなければ効果は限定的です。

特に中小企業では、秘書業務や事務作業だけでなく、経理、人事、Web運用までまとめて依頼したいケースも少なくありません。

対応範囲が狭いサービスを選ぶと、業務ごとに委託先が分かれ、管理の手間が増える可能性があります。

将来的にどこまで任せたいかも含めて、業務範囲を確認することが大切です。

AIだけでなく人の体制まで確認する

AIを活用したサービスでも、実際に業務を進めるのは人です。

誰が窓口になり、どのような流れで依頼を受け、どこで確認や調整が入るのかによって、成果物の質は大きく変わります。

AI機能が充実していても、ディレクションが弱ければ修正の手間は減りません。

導入前には、次のような点を見ておくと判断しやすくなります。

  • 窓口となるディレクターが付くか
  • 担当者の採用基準やスキルは明示されているか
  • 業務の進行管理や品質確認を誰が担うか

人の体制まで見ておくと、AIの便利さだけに引っ張られず、実務に合うサービスを選べます。

セキュリティ体制で選ぶ

外部サービスへ業務を委託する以上、情報管理の仕組みは必ず確認したいポイントです。

顧客情報や社内資料を扱う場面では、機能や価格だけで判断せず、安心して任せられる体制が整っているかを見極める必要があります。

確認したい主な項目は、以下のとおりです。

  • プライバシーマークやISMS認証の有無
  • 秘密保持契約への対応
  • アクセス権限やデータ管理の方法

情報漏えいは一度起きると影響が大きいため、導入前にセキュリティ体制を丁寧に見ておくことが重要です。

自社に合う料金体系かで選ぶ

料金を見るときは、月額の安さだけで判断しないほうが安全です。

毎月の業務量が安定している会社もあれば、繁忙期と閑散期の差が大きい会社もあるため、合う料金体系は同じではありません。

見かけ上は安くても、余った時間が無駄になったり、追加料金が重なったりすると費用対効果は下がります。

特に確認したいのは、以下のような点です。

  • 固定制か、柔軟に調整できるプランか
  • 未使用分の繰越や追加依頼に対応しているか
  • 初期費用や最低契約期間があるか

自社の業務量の波に合う料金体系を選ぶと、導入後の無駄なコストを抑えやすくなります。

スキル・経験や信頼性・評価をチェックする

サービスの質は、公式サイトの説明だけでは見えにくい部分があります。

そのため、導入事例や取引先、利用企業の声などを確認し、実際にどのような企業に選ばれているのかを見ることが大切です。

特に、自社と近い業種や規模の企業で導入実績がある場合は、依頼後のイメージを持ちやすくなります。

料金や機能だけで比較するのではなく、信頼して任せられる相手かどうかまで含めて判断すると、導入後のミスマッチを防げるでしょう。

AIを活用したオンラインアシスタントは「人×AI」で選ぶのが重要

AIを活用したオンラインアシスタントを選ぶうえで重要なのは、AI機能の多さだけで判断しないことです。

実務では、AIの速さに加えて、人による確認や調整が入る体制のほうが、精度と使いやすさを両立できます。

特に、事務・秘書だけでなく、経理・人事・営業事務など幅広い業務を任せたい企業には、「CASTER BIZ assistant」が選択肢になります。

CASTER BIZ assistantは、AIと採用倍率1/100を通過した人材のチームで、幅広い業務を支援するリモートアシスタントサービスです。

オンラインアシスタントにAIをどう取り入れるべきか迷っている方は、ぜひ一度お問合せください。

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