公開日 2024.08.29更新日 2024.10.31

営業リスト作成代行とは?メリット・デメリット・費用相場

営業リストの作成には、膨大な時間と手間がかかります。
しかし、営業活動にあたって精度の高い営業リストを作成することは欠かせません。

 

そこで本記事では、営業リストの作成代行業者について解説します。
営業リスト作成代行に依頼することで、ニーズに合った営業リストを作成してくれます。

 

おすすめの代行業者を6社紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

営業リスト作成代行とは?

営業リスト作成代行とは、営業活動に必要なリストを代行して作成するサービスです。
インターネット上やSNSに出ている情報から、顧客となりそうな企業もしくは個人の情報を探して、リスト化してくれます。

 

営業担当者の負担を軽減するために、顧客情報の収集やリスト作成を専門家に依頼する企業も少なくありません。

 

関連記事:営業事務を外注する際におすすめの代行業者7選!

営業リスト作成代行に依頼できる業務

以下のようなお悩みをお持ちの企業様はいらっしゃいませんか?

  • 新規顧客を獲得したいが、アプローチできるリストがない
  • 社内にリスト作成のリソースがない
  • 営業成績が低迷している

これらのお悩みは、営業リスト作成代行業者に依頼することで解決できます。

 

ここからは、営業リスト作成代行に依頼できる業務内容を紹介します。

営業リストの作成

営業リスト作成代行では、クライアントの要望やターゲットに合わせて営業リストを作成します。

 

営業リストの提供方法は、2種類あります。

  • 自動で情報を抽出するシステムを利用し、リスト化して提供する
  • 手動で情報を収集し、リスト化して提供する

代行業者の中には、すでに自社が保有しているリストを無料で提供する会社もあります。

 

営業リストの作成方法は、基本的にWebサイトやデータベース、SNSから情報を収集します。

企業名、所在地、連絡先といった基本情報のほか、顧客の要望に応じて、より詳細な情報を収集することも可能です。

商談の獲得

営業リスト作成代行では、アポイントや商談の獲得もサポートしています。
作成した営業リストをもとに、電話やメールなどを通じて顧客とコンタクトを取り、商談の機会を獲得します。

 

経験豊富なスタッフが適切なアプローチを行い、商談の取得を代行することで、企業の効率的な営業活動を支援します。
時間と労力を要する商談の獲得をアウトソーシングすることで、営業担当者は本来の業務に集中できるでしょう。

営業活動のコンサルティング

営業リスト作成代行サービスの一部では、営業活動に関するコンサルティングも提供されています。

 

営業リスト作成はスタートに過ぎず、その後の営業活動を効果的に行うためには、戦略設計や改善提案が欠かせません。
営業活動のコンサルティングでは、専門的な知見と豊富な経験に基づいたアドバイスを受けられます。

ただし、営業コンサルティングは、リスト作成とは別に追加料金が必要なことが多いので、依頼を検討する際は料金を確認しましょう。

【タイプ別】営業リスト作成代行業者の費用相場

営業リスト作成代行業者は、以下の4タイプに分けられます。

  • リストアップ特化タイプ
  • 事務代行タイプ
  • 営業代行タイプ
  • ツールタイプ

代行サービスのタイプごとに費用が異なります。

 

それぞれの費用相場を見ていきましょう。

リストアップ特化タイプ

リストアップ特化タイプの費用相場は、通常1,000件あたり30,000円程度です。

 

リストアップに特化した会社は、膨大な企業データを保有しており、料金体系は一件あたりいくらという設定になっていることが多いです。
比較的リーズナブルな価格での依頼が可能ですが、最低料金を設けている会社もあります。

たとえば、データベースから最新の企業情報を収集し、営業リストを作成してくれるHELP YOU+Techでは、最低50,000円から依頼が可能です。

 

営業リストの作成だけを依頼したい場合には、リストアップ特化タイプの会社を選ぶと良いでしょう。

事務代行タイプ

事務代行タイプの費用相場は、月30時間あたり100,000円程度です。
事務代行タイプでは、営業リスト作成以外にも、バックオフィス業務を依頼できます。
基本的に、契約時間に応じて、月額いくらといった料金体系を設けています。

 

たとえば、CASTER BIZ assistantでは、リサーチやアポイント調整、営業資料作成、データ入力・整理などの業務に対応しています。
月30時間の依頼にかかる費用は、6ヶ月プランで月額132,000円、12ヶ月プランで月額120,000円です。

 

営業リスト作成以外の幅広い業務も依頼したい場合には、事務代行タイプの会社を選ぶのがおすすめです。

営業代行タイプ

営業代行タイプの費用相場は、成果報酬型では10,000円程度、入力完了件数あたりでは20円程度です。
無料で営業リストを作成し、アプローチに料金が発生するシステムを採用しています。

 

営業代行タイプでは、業者がリストの作成から、テレアポやフォーム営業までサポートします。
アポイントの獲得まで依頼したい場合には、営業代行タイプを採用するとよいでしょう。

ツールタイプ

ツールタイプの費用相場は、月額10,000円〜40,000円程度です。
ツールを利用することで、自動で営業リストを作成でき、料金体系は月額制が多いです。

 

Urizoは、ツールタイプの営業リスト作成代行業者です。
対応サイトごとにプランが分けられており、ベーシックプランでは、月額9,900円で利用できます。
豊富なサイトからの情報収集が可能なスーパープレミアムコースは、月額44,000円です。

 

データの取得量や機能の種類によって、複数のプランが設定されており、幅広い料金設定が特徴です。

営業リスト作成代行のメリット

営業リストの作成を代行業者に依頼することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

 

ここでは4つのメリットを紹介します。

メリット①営業のプロに依頼できる

営業の専門知識を持った担当者が、リスト作成のプロのノウハウを活用し、ターゲットに最適なデータを選定します。
精度の高いリストが完成するので、営業活動の効率アップにもつながるでしょう。

 

また、通常アプローチが難しい顧客にも積極的にアタックをかけることができ、高品質で豊富な営業リストを提供してくれます。

メリット②コア業務に集中できる

リスト作成は非常に時間のかかる作業です。
代行することで、営業活動や商品開発など、本来の業務に集中できる時間を確保できます。
コア業務に専念することで、業務の効率性が向上し、社員のやる気も高まるでしょう。

 

新規事業立ち上げ時など、リソースが限られる状況でも、営業リスト作成を外部に委託することで、スムーズな事業展開が可能になります。

メリット③費用を削減できる

営業リスト作成代行に依頼することで、リスト作成専任の担当者を採用する必要がなくなり、人件費や福利厚生費などのコスト削減につながります。

 

外部の専門家に依頼することで、短期間で多くの潜在顧客にアプローチできます。
それによって、より広い営業活動ができるようになり、業績が向上するでしょう。

メリット④短時間で作成できる

自社のリソースだけで営業リストを作成する場合、情報収集からリスト化まで、多くの工程を自力でこなす必要があり、どうしても時間がかかってしまいます。

 

代行サービスでは、ノウハウを持った専門性の高い担当者が効率的に作業を行うため、短期間で質の高いリストが作成できます。
スピード感のある営業リスト作成により、営業活動の効率化や収益拡大が目指せるでしょう。

営業リスト作成代行のデメリット

ここからは、営業リスト作成代行のデメリットについて解説します。
主なデメリットは4つあげられます。

デメリット①外注費用がかかる

営業リスト作成にかかる費用は、依頼する企業やリストの規模、質によって大きく異なります。
そのため、事前に費用対効果を明確に判断することが難しい場合があります。

 

代行サービスを依頼する際は導入実績やレビューを確認し、サービスの質を事前に調査することが重要です。
具体的な依頼内容が決まっている企業様は、いくつかの代行サービスに初期費用を含めた見積もりを依頼するとよいでしょう。

デメリット②思うような成果がでない可能性がある

リスト作成代行サービスや専門家に依頼しても、リストの精度に差が出ることは避けられません。
営業リスト作成会社が、ビジネスや商品・サービス、ターゲット顧客を深く理解していなければ、思うような成果がでない可能性もあります。

 

リスト作成のミスマッチを防ぐために、必要な情報の共有を徹底しましょう。
また、試用期間で精度を確かめられるサービスもあります。
契約後も、適度にコミュニケーションを図り、お互いの認識をすり合わせを行うことが重要です。

関連記事:アウトソーシングの導入前に準備できる失敗回避策を紹介!

デメリット③自社にノウハウが溜まらない

営業リスト作成を外注に頼り続けることで、社内にリスト作成のスキルやノウハウが蓄積されない、というリスクがあります。

 

営業力を強化するようなサービスや、新人研修を依頼できる代行会社もあります。
これらのサービスを活用することで、将来的に自社で質の高い営業リストを作成できる体制を確保できます。

 

営業リスト作成代行を選ぶ際には、短期的な視点だけでなく、中長期的な視点を持つことが重要です。
また、自社に必要のあるノウハウは社内で行い、それ以外の業務を外注するという方法もおすすめです。

営業リストの作成を代行してくれる業者の選び方

ここまで、営業リスト作成代行のメリット・デメリットを紹介しましたが、「結局どの会社を選んだらよいのかわからない」と感じた企業様もいらっしゃるかもしれません。

 

ここからは、営業リストの作成を代行してくれる業者の選び方を紹介します。
代行サービス選びの参考にご覧ください。

自社のニーズに合っている

代行会社はタイプによって、さまざまな特徴を持っています。
会社ごとに強みや料金体系が異なりますので、自社のニーズや目標に合ったサービスを提供している業者を選ぶことが重要です。

 

まずは、自社の課題を明確にしたうえで、依頼するサービスを検討しましょう。

提案のバリエーションが豊富

営業代行会社を選ぶ際には、営業業務の代行だけでなく、営業活動全体を強化してくれるサービスを提供している会社を選びましょう。

 

具体的には、複数のプラン提案や、現状の営業活動を分析し改善策を提示するコンサルティングサービスなどを提供してくれる会社がおすすめです。

たとえば、セイヤクでは、営業リストの作成から、アポイント獲得、商談対応、クロージングまで幅広く対応しています。
こうした会社と連携することで、より大きな成果を生み出すことが期待できます。

実績が豊富

実績豊富な業者は、ノウハウやデータの蓄積があり、精度の高いリスト作成を提供してくれます。

 

実際にサービスを利用した企業の口コミや評判を確認することをおすすめします。
事前相談や見積もり依頼の際に、自社が属する業界やターゲットとする業界の知識・経験が豊富かも聞けるとよいでしょう。

プロセスを明確に提示してくれる

作業の進捗や進行状況を明確に把握できる業者を選ぶことで、信頼性や安心感を得ることができます。
業者がプロセスを明確に提示してくれることで、作業の進行状況を把握しやすくなり、コミュニケーションもスムーズになるでしょう。

営業リスト作成代行の比較ポイント

ここからは、営業リスト作成代行業者の比較ポイントを解説します。

  • 業務の範囲
  • データベースの企業保有数
  • 検索軸の充実度

それぞれ詳しく見ていきましょう。

業務の範囲

営業リスト作成代行業者の業務範囲には、企業リストの作成だけでなく、リストの分析やクリーニング、顧客プロファイリング、セールスリード生成などのサービスが含まれることがあります。

 

比較する際には、自社のニーズに合ったサービスを提供できるかどうかを確認することが重要です。

データベースの企業保有数

営業リスト作成代行業者が保有する企業データベースの規模も、重要な比較ポイントです。
データベースの企業数が多ければ多いほど、希望する属性や業種、地域などにマッチした情報を取得しやすくなります。

 

自社の営業活動に必要なデータベースが揃っているのかを把握したうえで、依頼を検討しましょう。

検索軸の充実度

営業リスト作成代行会社の検索軸の充実度も比較ポイントのひとつです。
検索軸とは、企業データベースを検索する際に利用できる条件やフィルターのことで、業種や従業員数、売上規模、地域などさまざまな条件でデータを取得できます。

 

検索軸が充実していると、より細かい条件でリストを絞り込むことが可能になります。

営業リストの作成を依頼する際の注意点

営業リスト作成代行では、顧客情報などの提供が必要となります。
リスト作成に加え、コンサルティングなども依頼する場合、業績や過去の営業先といった機密性の高い情報を提供する必要があり、情報漏えいのリスクはさらに高まります。

 

もし情報漏えいが発生すれば、企業の社会的信用を失ってしまうため、注意が必要です。

 

営業リストの作成を依頼する際には、実績や評判を確認し、個人情報保護体制が整っている企業や、秘密保持契約(NDA)を締結しているサービスを選びましょう。
プライバシーマークやISO27001などの取得状況、情報セキュリティポリシーなども参考にすることを推奨します。

作業者の質を担保するなら“オンラインアシスタント”がおすすめ

オンラインアシスタントを活用するメリットは、質の高い作業者を確保しやすい点にあります。
多くのオンラインアシスタントサービスは、独自の厳しい採用基準を設け、スキルや経験豊富な人材を厳選しています。

たとえば、バックオフィス作業に特化したオンラインアシスタントのHELP YOUには、

  • 外資系メーカー マーケティング担当
  • 旅行会社 カスタマーサービス
  • 中小企業 社長秘書

など、豊富な経験をもつアシスタントが在籍しています。

 

営業リスト作成に精通した専門性の高い人材に依頼できるため、精度の高いリスト作成が期待できます。
営業リスト代行サービスと比較して、比較的低コストで利用できるため、コスト削減に取り組みたい企業様にもおすすめです。

おすすめのリスト作成代行サービス

ここからは、おすすめのリスト作成代行サービス5社を厳選して紹介します。

【おすすめサービス会社】

  • ambient
  • セールスジャパン
  • BALES
  • Seiyaku
  • CEREBRIX

ambient

ambientは、IT業界・人材業界・不動産業界などで豊富な実績を持つ営業代行会社です。
120万社という多種多様な企業をリスト化しています。

業界別の経験豊富な専任オペレーターが在籍しており、テレアポ代行に特化しています。
顧客ターゲットに合わせた綿密な事前準備と高品質なコールに定評があります。

企業様の強みを丁寧にヒアリングし、トークマニュアルを作成してくれるので、専門知識が必要なアポイントも高確率で獲得可能です。

1件3コールで250円から利用でき、リーズナブルな価格設定です。
契約期間の縛りもなく、貴社のペースで営業活動を進められるという点も魅力です。

導入している企業には、株式会社ライフエンターテイメントやPlus合同会社などがあります。
ambientにご興味のある企業様は、ぜひ資料請求フォームよりお問い合わせください。

セールスジャパン

セールスジャパンは、完全成功報酬型の経費削減コンサルティングを行っています。
営業代行・販売支援を通じてベンチャー企業様の発展の一助を担うことを、企業理念に掲げています。

セールスジャパンには、営業経験10年以上のプロフェッショナルが多数在籍しており、営業代行や販路開拓代行のサービスを提供しています。
支援企業例には、野村証券やみずほ銀行、千葉銀行などがあり、実績も申し分ありません。

「起業をしたが営業アプローチ方法や商品の販売先の確保ができない」「新規開拓がうまくいかない」そんなお悩みをお持ちの企業様は、セールスジャパンのサービス導入を検討してみてはいかがでしょうか。

BALES

BALESは、体制構築から実務支援まで、幅広いサポートをしてくれる代行サービスです。
導入実績は200社、350プロジェクト以上です。

ラクスル株式会社やワークスモバイルジャパン株式会社などで、導入されています。
インサイドセールス代行サービスを提供しており、SMBからエンタープライズまで幅広く支援しています。

架電ログの提供や週1回の定例ミーティングなど、オープンな支援体制で、代行サービスを初めて利用する企業様も安心です。
また、コールデータ分析をすることで、現状を把握し、ターゲットや施策の提案をしてくれます。

データに関する安全管理については、個人情報苦情および相談窓口より確認できます。
不明点がある企業様は、窓口までお問い合わせください。

Seiyaku

セイヤクは営業代行やアウトソーシングを提供する企業です。
営業課題に合わせて専門チームを構築し、ビジネスを成功へと導きます。

営業リストの作成だけでなく、営業代行やインサイドセールス支援、テレアポ代行、カスタマーサクセス代行、営業研修なども提供しています。
営業経験豊富でスキルの高い正社員人材が多数在籍しており、実績の安定と向上に努めています。
商材に合わせたトークスクリプトも作成してくれるので、アポイント獲得につながるでしょう。

セイヤクを運営するウィルオブ・ワークは26年間で2,800社を超える取引実績があります。
サービスの特徴がわかる資料は、ホームページからダウンロード可能です。

CEREBRIX

CEREBRIXは、26年間で1,300社、12,600サービスの実績を持つ営業コンサルティング・営業代行会社です。
成功率の高い営業手法のみをまとめたメソッドを活用し、企業様を支援します。

サービス内容は、リード獲得から受注まで、営業プロセス全体を網羅しています。
営業効率の向上に関する支援など、多様なニーズに対応可能です。

デマンドセンターアウトソーシングの支援体制は、プロジェクトにチーフが1人+納品メンバー2名以上という組織で構成されます。
PDCA及びメンバー管理と進捗の報告共有を行うことで、円滑なサポートを実現しています。

株式会社SmartHRや株式会社コンカー、株式会社リクルート「エリクラ」などで導入実績があります。
実例の詳細やお客様の声は、ホームページより確認できます。

CEREBRIXの料金設定や依頼可能な業務を知りたい方は、気軽に問い合わせてみてください。

まとめ

営業リスト作成代行は、営業活動に必要なリストを代行して作成するサービスです。
コンサルティングまで依頼可能な代行サービスもあり、営業担当者の負担を軽減し、効率的な活動を支援してくれます。

営業リスト作成代行を選ぶ際には、業務の範囲やデータベースの企業保有数、検索軸の充実度などを比較ポイントとして考慮すると良いでしょう。

また、営業リスト作成はもちろん、アポイント調整やリサーチ、データ入力などのバックオフィス業務全般を依頼できる、オンラインアシスタントサービスもおすすめです。
業務効率化によるコスト削減効果と、生産性向上による売上増加が見込めるでしょう。

 

オンライン秘書のCASTER BIZ assistantでは、実績と経験を積んだアシスタントが、企業様の即戦力となってサポートいたします。

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